お客様が遅くまでいらっしゃったこともあり、投稿の準備が遅くなってしまいました。
しかし、いつもと変わらず記事を書かせていただきます。
8月の情報紙「あ・うん:」をお客様の元へお届けできていないもので、今日は朝からお客様回り。
地味な仕事ですが、「あ・うん」はお客様とのコミュニケーション作りに欠かせないものになっていて、おろそかにできません。
県外の方にも「あ・うん」を郵送でお届けしなくてはなりませんが、その時間が取れない状態で、毎日忙しく時間が動くこの頃です。
今日はよそ行きの着物として着られる縞柄の江戸小紋を、よそ行きらしいに西陣織の帯でコーディネート。
江戸小紋は浅野さんが染めた紫地の縞柄の着物で、合わせた帯は織楽浅野さんの名古屋帯になります。
江戸小紋というのは不思議な着物でして、遠くからは無地の着物になって見えて、近づくと着物に細かな模様が入っていて、帯の合わせ方でセミフォーマル的な装いにもなれば、染帯などで小洒落た着こなしを楽しむことができる着物なんですね~
画像の組み合わせは、装いに主張が少なく、気の張る先への訪問や改まった席へお邪魔する時など、西陣織の織楽浅野さんの帯を持ってくると上品に格調高く着こなせるのではないでしょうか。
比較するのに街着の着こなしとなる組み合わせを染帯で紹介したかったのですが、うっかりして忘れていました。
お伝えしたいことは、帯の合わせ方で表情を変えることができる着物が江戸小紋なんですね~
ここでの江戸小紋は竺仙から出されている着物で、模様が細かい縞柄になっているのが見て取れるかと思います。
その縞柄は人間国宝の故・児玉博氏の伊勢型紙を使って浅野栄一氏が染められた小紋で、縞柄の中に少し太くて短い縞を入れてアクセントを付けているところがとっても魅力的。
色目が単色なので、縞柄模様が品良くまとめられているのは江戸小紋の染師としての浅野さんの技で、卓越した技能者に与えられる「現代の名工」を厚生労働大臣からいただいてる方です。
江戸小紋の縞柄を染められる方は浅野さんしかいないと聞いていますが、その浅野栄一氏は10月に店内で開催する江戸小紋展の期間中に来てくださいます。
そのこともあって「江戸小紋展」のことで頭の中がいっぱいで、お客様に浅野さんの技をどのようにしてお伝えできるのかをいろいろ考えているところです。
記事を分かりやすくまとめることができませんでしたが、10月14日から開く江戸小紋展に向けて知恵を絞っているので楽しみにしていてください。
ではこれにて・・・
お休みなさい。