今日の京都出張から戻るのが遅くなってしまい十分な記事を書くことが出来ませんでした。
9月の京都は雨が降り続いていたこともあるのか、同業者が少なかったように感じています。
仕入先を回ってみて思ったことは、何処の仕入先も商品量が少なくなっている感じがして、商品の提案方法も以前と何も変わらないこともあって、秋の新しい空気に触れたという感触がありませんでした。
変わったことがあったとしたら、仕入先で美しいキモノを編集されているスタップの方との出会いがあり、雑誌の編集の在り方を私の目線でお話が出来たことが良かったと思っています。
それと、長年お取引をさせていただいている仕入先の担当者から、先々月に、当店が作った加賀染め足袋を仕入先の展示会で紹介することが出来ないかとの提案をいただいていましてね~
仕入先の想いを聞かせていただくと、コロナ禍で新しい商品開発がしにくくなっていて、季節ごとに小売店さんに向けに展示会を開いてはいるもののいつもワンパターンの提案でしかない。
新しい風を会社内に送り込めたとしたら、これまでと違った価値観を生み出せるかもしれないので、一度、加賀染め足袋を預って、社内の意見や小売店さんの反応を見てみたいとのことでした。
思ってもいなかった提案をいただくことになり、とても興味を引くところがあって、9月の展示会に展示していただくこととなったのです。
その時の写真がこの映像で、展示してくれている仕入先は和雑貨や和のインテリアにこだわるメーカーさんです。
お昼頃にここの仕入先にお邪魔してみると、確かに私の娘が京都のメーカーさんの展示会の一角に並んでいて、物事の流れを十分承知していても、不思議なことが起きていることに嬉しく思うところがありました。
お客様の出足が鈍いことを話していましたが、期待していた声を聞くことは無くて、この加賀染め足袋を見た小売店さんの関心事は、同じ立場にいる者が、自ら商品開発をしていることに興味を持つ人が多かったと聞いています。
この先どういうことが起きるのか、それとも何も起きないのか。
複雑な心境でおりますが、他力本願で市場が広がる商品でないことを自覚しないといけないのかもしれません。
そこで今日は再び加賀染干支足袋のプレゼンをさせていただくこととしました。
来年平成五年は「卯年」であることから、前回発表させていただいた9柄に加えて、兎の模様の加賀染め足袋を二種類作ってみました。
その一つが雪兎と鈴の模様になります。
心掛けたことは、足袋に入る模様を少なくして、トータルコーディネートの装いの中で、お洒落感を出すにはどうしたらいいのか。
それも石川県の産業を強みに換えた新しい足袋を作ってみたい。
これが加賀染め足袋のコンセプトで、干支足袋はクラウドファンディングが終った後に頭に浮かんだ模様です。
右足つま先に「雪兎」の模様が入り、左はかかとに「鈴」という縁起のいい模様を持ってみました。
鈴の紐の色は赤・青・緑・紫・黄緑の五色からお選びいただけるようになっている四枚コハゼの白足袋です。て、
そしてもうひとつの兎からは、チャコールグレーの色で描いていただいた「兎とその後姿」の足袋です。
干支足袋と聞くとお堅い感じがしますが、この兎柄は真逆で、モダンさとお洒落感に惹かれるとことがあって、可愛いと思いませんか?
この兎柄の干支足袋は店頭かオンラインショップからの注文で対応させていただいています。
一足税込み価格4,900円となりますが、10月末日まで早割という特典を付けました、
早割で4,900円の品が4,400円(どちらの税込み価格)となり、2足購入の場合は更に5%引きとなり、8,360となります。
昨日も今日もオンラインショップから加賀染干支足袋の注文が入ってきていて、期待を寄せているところです。
先にご注文をいただいてから、ご注文をいただいた干支足袋を加賀友禅女流作家「松任いち」先生に描いていただきますので、発送は12月上旬頃を考えています。
興味のある方は、10月末日までの早割を使ってご注文をいただけたらお得です。
是非ご利用いただいて、お洒落を楽しんでみてください、
それではこれにて・・・
お休みなさい。