牛首紬の帯地を竺仙さんで染めた染帯が店に届く・その帯を解説させていただきます

竺仙さんで染めた牛首紬染帯

来月竺仙さんの協賛をいただいて江戸小紋展を開催させていただきますが、その開催に向けて竺仙さんに染めていただいた帯が店に届きました。

 

江戸小紋は遠くから見ると無地の着物になって見えて、近づくと細かな模様が染めてある着物です。

なので帯の合わせ方でセミフォーマルの装いにもなれば、街着としてお召になれる着物で、江戸小紋展で地元の牛首紬でお洒落な着こなしを提案させていただきたくて、竺仙さんの担当者と相談して作らせていただいたものです。

 

 

 

竺仙さんで染めていただいた牛首紬の染帯
竺仙さんで染めていただいた牛首紬の染帯

 

その帯が地色を墨色で染めた六通柄の名古屋帯になります。

 

担当者から綺麗に染め上がったから店に送ると連絡をいただいたものの、現品を見ていないもので心配していましたが、荷を開いて確認させていただくとイメージ通りの染め上がりで満足しております。

 

 

 

牛首紬の染帯
牛首紬の染帯

 

その全体像がこちらになります。

 

 

 

当店で作らせていただいた牛首紬
当店で作らせていただいた牛首紬

 

墨色の単色ですが、牛首紬らしい光沢も浮かび上がっていて素敵だと思いませんか?

 

 

 

牛首紬の染帯
牛首紬の染帯

 

六通柄は太鼓になる箇所も腹の模様も同じなので帯を閉める際に出す模様の位置を考えずに済むので、ふくよかな方でも、細身の方でも帯結びが簡単です。

加えて牛首紬の帯地としての適度な張りを持ち合わせていてお太鼓を作りやすくしています。

 

 

 

 

お洒落な牛首紬の染帯
お洒落な牛首紬の染帯

 

お太鼓にした場合たれ先を無地にすると、お太鼓がスッキリして綺麗な着姿になることでしょう。

 

趣味性の高い帯となるので、結城紬や大島紬などの紬地の着物や江戸小紋のようなスッキリした小紋に合せていただけたらお洒落感が増して、街着の装いとして楽しんでいただけるに違いありません。

帯幅は34㎝(九寸)となることから張りのある帯芯を入れた31㎝(八寸二分)に仕立て上げるのが一般的ですが、身長が150㎝に満たない人でしたら30㎝幅(八寸)上がりでもよろしいかとおもいます。

 

この帯を締めていただける時期としては、盛夏時期の7月、8月は適当ではありません。

盛夏を除く単衣時期と袷時期でしたら問題なく合せていただける帯です、

 

当店での販売価格は税込み¥242,000となりますが、ここに帯芯とお仕立て代を加えるとお仕立て上がり価格は¥254,100となります。

牛首紬の産地でもあるのでお得感のあるお値段ではないかと思っていります。

 

こちらの商品以外にも竺仙さんに染めていただいたいる着物がありまして、染め上がりましたら紹介させていただきたいと考えていますが、私としては店のオリジナル生を高めて行けたらと思うところがありまして、竺仙さんにお願いした次第です。

 

取りあえず染め上がった牛首紬の染帯をオンラインショップにアップしたくて、このような解説を加えさせていただきました、

参考にしていただけたら幸いです。

 

実はオンラインショップに店の帯をできるだけ多くアップしたいと考えているものの、映像の取り込み方や解説など、まとめ方がとて難しくて試行錯誤しています。

私にはハードルが高くて、こなすことでコツが分かるのかもしれないと思っています。

このような解説で分かりにくい点がありましたら気軽にお尋ねください。

 

それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。