「幻の国産の卯年首振り張子」のお話
来月10月14日(金)より4日間、新商品を発表する「神無月の会」を開催させていただきます。
今年の会のテーマを「竺仙と江戸小紋展」としていますが、江戸小紋以外にも新商品が店内を所狭しと並び、和雑貨の分野においては、来年の干支となる卯年のお正月飾りを発表します。
卯年といえば「うさぎ」です。
和物商品として「うさぎ」は人気の商品の一つで期待を寄せていましたが、メーカーさんが長引くコロナ禍で物作りができなくなっているのか、国産の首振り張子が注文に応えられないかもしれないという状況を知らされましてね~
昨年の「国産の寅の張子」は店頭に並んだまでは良かったのですが、その後、需要期前に廃番となり、注文を取ることがまったく適いませんでした。
今年は昨年よりももっと状況が悪くなっていて、注文をいただいても納品ができないかもしれないという条件付きで発表になった商品がこちらです。
「国産の首振り張子 大・中・小」
うさぎの耳が大きく紅白に広がっていて、胴体の模様は「松竹梅」。
赤を耳に強調させ、白地に松のブルーの色が爽やかで、クオリティの高い首振り張子かと思い、注文を入れさせていただきました。
その後、何度か担当者に確認を入れるものの返事はあやふやで、確保できそうであるとの返事をいただいたのはお盆明けだったかもしれません。
10月の初めに入荷する予定ですが、現品を確認するまでは安心できません。
というのは、当店の和雑貨の仕入先は6・7社ありまして、コロナ禍前でしたら、国産の首繰り張子を取り扱う仕入先は4社あり、毎年この時期にお正月の干支飾りのパンフレットが店に届きます。
パンフの中を見てみると、どこにも国産の首振り張子の写真が載っていないんですね~
商品が手配できないことが当初から分かっていたたまに、国産の張子を取り上げなかったというのが正しいのかもしれません。
勝手な想像ですが、国産の卯の首振り張子を目にされることはないのかも・・・
ということは、私が手配した「国産の首振り張子は幻の張子」となったと言っても過言でないかもしれません。
希少価値の高い張子になったみたいです。
14日からの神無月の会では、国産の張子を初めとした卯年のお正月飾りが30点余り並ぶと思いますが、どの品も生産調整をしている感じがするので、昨年に引き続き品切れが早いのではないかと想像しています。
今回の会では、お正月飾りの注文を先にいただいて、納品は12月上旬頃を考えています。
着物には縁がないが、卯年の飾りだったら欲しいと思っている方は少なくないはずです。
店主がセレクトしたこだわるりウサギさんが14日から所狭しと並ぶので、是非覗いて見てください。
これらの商品をオンラインショップで対応することも考えていますが、アップできるのは11月頃になるかもしれません。
一言そのことを書き加えて、今日の記事とさせていただきます。
それではこれにて・・・
お休みなさい。