今日から神無月の会「竺仙と江戸小紋展」が始まりました。
天気も晴れて汗ばむ陽気となり、開店時からお客様が続いてザワザワしていました。
江戸小紋の型付け体験コーナーを予約制にさせていただいたことで、お客様の循環を良くしたのかと思いますが、お客様は初めての体験とあって型付けされているお客様の回りには、多くに人の目線が・・・
けか
このような感じで板場の上に正絹の白生地を張って、お客様がセレクトされた型紙を白生地の上に置き、粘り気のある染料糊を型紙の端に置いて、その染料をヘラで流し込むようにして型紙の上を滑らせていく。
その作業を繰り返し、型紙を取り除くと白生地に模様が浮かび上がっていることが確認できます。
画像の写真はお客様が染めたもので、染めた部分をハサミでカットし、乾かしてからお持ち帰りいただくというのが体験コナーとなります。
当初ハンカチを染めるというプランもありましたが、型紙が壊れるというハプニングもありまして、ハンカチは浅野さんが染めたものをお持ち帰りいただくことにして、型付け体験していただくこととしたものです。
そんなこんなで、染師の浅野さんの回りはとても賑やかで、盛り上がりを見せた一日でした。
江戸小紋の展示会でありながら体験コーナーの注目度が高く、戸惑いがありますが、店内に笑顔が響き渡っていたことを思うと、これで良かったのかもしれません。
呉服店が生活者から離れた存在になっていて、このような機会にお客様とコミュニケーションが図れるというのは幸せなことなのかもしれません。
明日は体験コーナーの申し込みが多くありまして、今日以上の忙しくなりそうな気配ですが、江戸小紋の魅力を伝えられるよう頑張りたいと思っています。
さて、話題は変わりますが、ここしばらく江戸小紋と卯年のお正月飾りの話が続いていましたが、他にも紹介したい品がいろいろあって、今日は牛首紬をコーディネートしてみたのでご覧下さい。
渋い墨色の縞牛首紬を可愛い紬地の帯でコーディネートしてみました。
黄色いお花模様に惹かれていますが、帯が明るい表情をしているので渋い色合の着物に合うんですね~
このような組み合わせを20代や30代の方が着こなせたら格好いいと思うな~
それも牛首紬となれば着心地もいいし、小粋さも味わっていただけるに違いありません。
地元で織られている紬だけに販売価格にも自信を持っていて、お洒落な着こなし提案をさせていただいています。
江戸小紋の影に隠れていますが、店内にはいろんな商品が混在していて、それどれが出番を待ちわびています。
きもにに興味をお持ちでしたら是非覗いてみてください。
最後に染師浅野栄一氏は明日の夕刻に戻られることをお伝えして今日を閉じることと致します。
ではこれにて・・・
お休みなさい。