塩沢紬で単衣のコーディネート

この地域での夏のイベントが一つ一つ終り、浴衣の相談が少なくなって来ています。
例年のことですが、そろそろ秋の売り場作りに入る時期が来たようですね~
とはいってもこの暑さ、気持ちの切り替えが出来ないのも事実。
まずは、このブログから始めてみる事にします。
着物の世界では盛夏というと、7・8月のことをいい、お召しになる着物は、絽や紗 (ろやしゃ) などの透けた着物になります。
そして、その盛夏が過ぎると次は単衣 (ひとえ) の着物になり、透け間のない裏地が付かない着物になるんですよ。
最近は残暑が9月中旬頃まで続いて、盛夏の着物と単衣の着物の切り替えが難しくなってきていますがね~
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この着物と帯は、その単衣物として提案したい商品で、新潟県で織られている塩沢紬と西陣で織られた手織り紬の名古屋帯です。
拡大すると下の写真で見て判るように、着物には十字絣が全体に入り、帯のお太鼓の部分は立体的に幾何学模様が織りこんであります。
2007_08060006.JPG
この塩沢紬は、糸に撚り (より) を加えて織っていて、サラリとしたシャリ感のある風合いが特徴です。
それに撚りがかかっていることで、ころあいの肉付きがあり単衣物として最適な着物だと思います。
勿論、合わせ物としてもご使用になれますがね~
中でも絣が入っている品は手間が掛かり、無地の塩沢と比較すると少々割高になるんですよ・・・・・
秋に近い単衣物の色として黒っぽい色に金茶色の絣糸が入った塩沢紬を選んでみました。
そして、帯をグレー地にしてモノトーンでシンプルに・・・・・
無地感の着物にお太鼓の幾何学模様が、クッキリと引き立つと思いませんか。
さりげないお洒落、語らずとも秋を感じさせる凛とした組み合わせに満足している私です。
このブログ記事を書き終えて、すっかり秋モードに酔いしれています。
先取りの着物って本当に楽しいですね~

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2 thoughts on “塩沢紬で単衣のコーディネート

  1. 上田幸世

    こんばんは。
    この暑さにも負けず着物生活楽しんでます。
    先日加賀染めの綿呂のお着物お披露目の為、刺繍教室に出かけました。長い割烹着で、作業したのでお着物でも全然大丈夫・・
    はだしで下駄を引っ掛けると足元涼しくて爽快でした。デパートの催事にも出かけたのですが、帯の職人さんが「普段からきてくださる事が嬉しいね」と喜んで下さいました。
    体型が気になる方にもお着物お勧めですよ・・・
    ふくしまママ伝授の半幅帯の結びも大好評でした。
    また、遊びにいきますね。

  2. ふくしま

    おはようございます上田さん。
    着物生活満喫しているみたいですね~
    私の娘も浴衣が気に入っているのか、今月に入って4回浴衣を着て片町へ行ったり、花火大会に行ったりしてこの夏を友達とエンジョイしているみたいです。
    着物姿は周りの人達を和ませてくれる不思議な力があります。
    そればかりか、着ている本人も洋服とは違った感覚が心地いいのかもしれませんね~
    着てみて解る着物の面白さ、
    出かけて解る気分の良さ、
    そして、こらまでとは違った体験に心が踊る、
    それが、普段着の着物だと思います。
    どうかこれからの着物愛好家であって下さいね・・・・・
    秋に入ったら上田さんの心が揺れる着物が紹介できるよう心掛けておきます。
    また遊びに来てくださいね・・・・・

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