【店主の呟き】
気忙しく日が過ぎて行っていましが、いよいよ明日から店の感謝祭が始まります。
今年を締め括るにはできているのは少し早いですが、コロナ禍が続く中でも多くのお客様からごひいきいただいてこの店があることを深く受け止めている次第です。
その気持ちをiいくらかでもお客様に還元できればと、毎年この時期に「感謝祭」と題して、着物や帯のお値段を割り引いてご奉仕させていただくものです。
と言いながらも残り物が割引価格になっていても店の気持ちをお伝えすることはできません。
クオリティの高い商品がお手頃価格になってこそ意味を持つもので、長年店とお取引をしている仕入先も私たちの気持ちを理解してくれていまして、年に一度のことならとお力沿いをいただけたことに深く感謝しております。
しかし着物や帯となるればスーパーで食品を求めるような訳にはまいりません。
せめて割引価格が税別で15万円を越えない価格で提供ができたなら、着物初心者の方も安心してご覧いただけるに違いないと思うところがあり「十五万円以内に着物た帯の会」という趣旨で感謝祭を開くものです。
その趣旨に沿って長年続けてきたものの、数年前から加賀友禅訪問着の提供が難しくなっていまして、一部の訪問着に限って税別で20万円で販売させていただくこととしました。
その点をお汲み取りいただいて、今回の感謝祭に足を運んでいただけたら嬉しく思います。
そこで今日は感謝祭に出品させていただく商品の中からフォーマルの着物を幾つか紹介させていただきます。
【クオリティーの高いフォーマル着が感謝価格に】
最初に紹介させていただく品は、古典柄で黒地の宝尽くしの付下げに琴と篠笛の模様が浮かび上がった袋帯でコーディネートしたクオリティの高い着こなしです。
私はこの魅力に惹かれていまして、正統派の着こなしなのに小粋さをがあって素敵かと思います。
そのお値段は、
付下げが税込み価格¥308,000の品が→¥165,000となります。
袋帯は税込み価格¥357,000の品が→¥165,000となります。
こちらは銀ネスの地色に葵柄の訪問着になりますが、アッサリしていて加えて季節感がないところが魅力的ではないでしょうか。
合せる帯によって年齢巾を広く着こなせるところがあります。
葵柄って女性の凜とした表情を放っていて、都会的なセンスがあるように思っています。
ここではレモン色をベースにゴールドの糸を使った袋帯でコーディネートさせていただきました。
訪問着は税込み価格¥330,000を→¥165,000とさせていただきました。
袋帯も感謝格¥165,000となっております。
こちらは加賀友禅訪問着の中でも少し個性的な着物かと思っています。
加賀友禅は花柄が多く、季節を感じるところがあるので避ける方が少なくありませんが、こちらの柄は季節とは無縁で、どちらかと言えばモダン柄と言えるでしょう。
お値段は税込み価格¥583,000の品が→¥220,000となるものです。
加賀友禅訪問着は他にもいろんな地色と模様の品を品揃えしていますので、22万円という価格は地元だから提供できるお値段かと思っております。
ところで明日は東京からお越しになるとの連絡が入りまして、どのような接客ができるのかと思うと緊張を隠しきれません。
他にも東京から着物の問い合わせが入っていまして、本当に有り難く思っております。
感謝祭は明日からなのに、すでに疲れを溜めていて初日の明日はどうなることでしょう。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい