店はおしゃれな和装小物にもこだわっていて、「かんざし」「帯留め」「刺繍衿」「草履」「バッグ」「帯締め」「帯揚げ」「オーダーメイド足袋」など、他店との違いを明確にしながら、オリジナル商品が作れる店を目指していけたらと思っています。
中でも足袋の面白さにはまっていまして、風呂敷から作るオーダーメイド足袋から始まり加賀染め足袋を作ったりしていますが、他にも新製品の足袋を手かげているところです。
そんな折、あるお客様が別珍(べっちん)足袋を探されていたときがありまして、足袋の大手メイカーから取り寄せて納めたものの、仕事で愛用していると痛みも激しく、改めて何足か新調したいとの相談がはいりましてね~
確か別珍足袋の相談は5・6年前のことだったと思いますが、当時別珍足袋を作っている先がなくて、廃番になろうとしたいた時の相談だっただけに、大人買いを勧めさせていただいた覚えがあります。
確認してみると、別珍足袋が廃番となっていて供給してくださる先がありません。
そこで加賀染め足袋でお世話になった足袋のメーカーさんに問い合わせてみると、生地があるので作れるとの回答があり、お客様の足のサイズに合わせて作っていただくこととしました。
そして昨日、注文していた別珍足袋が届いたんですね~
仕上がった別珍足袋を拝見させていただくと、温もりを感じるところがあって、これからの寒い季節にピッタリ合うものだと思いました。
足袋底も同じ色で染められていて、足袋の中側は白いネル生地を使って保温性を高めた足袋になっています。
リピーターのお客様はこちらの「黒エビ」の色で用意して欲しいとのことでした。
そして別珍足袋の注文をいただいたときに居合わせて常連さんも一度履いてみたいと、「レンガ色」を注文。
届いた足袋から哀愁を漂わせていて、とてもいい感じでした。
ここのメーカーさんから送られてきた別珍足袋の色見本が、ホッチキスで留められた6色の見地味本です。
このアナログ式の見本帳らしき物にも惹かれるところあります。
左側から「黒エビ」「ピンク」「レンガ」と縦に色見本が並んでいて、右は「黒」「グリーン」「コガモ(青)」の順に並んでいます。
別珍足袋に興味をお持ちでしたら、お作りすることができるの、いつでも相談ください。
一週間から10日くらいでお作りすることができるかと思います。
今でしたらお正月に間に合うかと思っているので、早めに相談ください。
では今日はこれにて・・・
お休みなさい。