【店主の呟き】
昨日から青空が広がる春の陽気となり来客が増え始めまています。
お客様が研ぎ途切れることがなくて、ようやく店にも春が来てくれたと感じさせてくれる一日でしたが、この勢いで3月に望めたらと思っているところです。
ここ数日のことで感じていることは、きものの着付け相談が増えていまして、着付けを習いたいとという人や卒業式や入学式の日の着付けをお願いしたいという相談が何件か入って来ていまして、コロナ禍が良い方向に動き始めていることを感じています。
そして明日から3月が始まります。

店のウインドー
店のウインドーも春が来たことが伝えられるディスプレーに替え3月に望みたいと考えていますが、ここに気軽に相談していただける環境を整えなくてはなりません。
【きものを着る前に済ませておきたいチェックリスト】
特に入卒の式典をきもので迎えられる方の多くはきもの初心者で、きものを着る前の下準備が必要かと思っています。
そこで着る前のチェックポイントをご自身のきものが準備されていることを想定して、いくつか書かせていただきます。
◆きものや帯、長襦袢に汚れがないかを確認しておいてください。
新しいきものでもカビが出ていることがあるので、事前にきものを広げて確認してみてください。
過去に着たことのあるきものは、衿にファンデーションや汗の汚れが残っている場合があるので確認が必要です。
◆たたみシワが出ていないかの確認が必要です。
タンスにしまっていたきものにシワが入っている場合があるので確認が必要です。
時間が経ったシワはご自身で取ることが難しいので、呉服店などで相談されてください。
◆長襦袢に半衿が取り付けてあるかの確認が必要です。
半衿が付いていないときは半衿を取り付けてください。
半衿が付いていても汚れていることがあるので、その場合は半衿を付け替えてください。
◆体型が変わった方は、きものの巾や帯の長さが足りているかの確認が必要です。
お母さんのきものを着られる方もいるかと思いますが、ご自身の体型に合っているかの確認も必要です。
◆きものを着る上で必要とされる和装小物の確認も必要です。
外にも書き足したいことがありますが、ここまでのことを確認しておくと安心して本番を迎えられると思います。
問題があることが分かった場合は、すぐに信頼できる呉服店さんで相談されてください。
私の店でも対応させていただいていますが、お直しに時間がかかる場合がかかることがあるので、一日でも早く確認を済ませてておいてください。
半衿の取り付けサービスもさせていただいていますが、希望される方は時間に余裕を持ってお越しください。
とにかくきものに馴染みの無い方にとっては、何をどうしたらいいのか分からないことが沢山あるかと思います。
そのような場合でも、お近くの呉服店で相談されることをお勧めします。
分かりにくい書き方をしたかもしれませんが、参考にしていただけたらと思っています。

妻の月命日
そして今日は妻の月命日でした。
気持ちのいい青空が広がっていて、長い間、妻に語りかけていました。
そう、妻にしか話せない話を・・・。
過ぎたことよりもこれから動き出すことが大切かと思っていて、いろいろ頼んでまいりました。
気休めかもしれないが、私が落ち着ける場所です。
そして明日は京都へと向います。
素敵な一日になることを願って今日を閉じることと致します。
ではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







