【店主の呟き】
今日は涙市の後始末で忙しくしていました。
なかなかのんびりすることができませんが、後始末であっても仕事があるということは幸せなことなのかもしれません。
娘にこの仕事を手伝ってもらって数年経ちますが、デジタル化の社会の中でインターネットを活かした店作りのことや、県外のお客様とのラインからの接客など、私が苦手としている分野を補ってくれていて随分助かっています。
ネット関係のことでは教えられることが多くありますが、きもの関係の販促や実店舗の店作りであったり、お客様との信頼関係の在り方などについては、長年この業界に携わっている先輩として、手本となる仕事をしなければならないと、いつも自分に言い聞かせています。
(人間関係のことで娘から教えられることもあります。)
どんな時も「娘が見ている」と思うと、ズルいことはできませんし、弱音を吐くこともできるだけ抑えるようにしていますが、時々、独り言のように外の空を見上げて愚痴をこぼすことがあり、ここは注意しなければならないと思っています。
ある意味で健全な経営を図るための“経営理念の重石”となっていて、その存在はとても大きいと考えている次第です。
現在メディアを騒がせているビックモーターでの前社長と副社長の親子関係や、札幌の事件の親子関係を知るにつれて、経営者として、父親として正すべき姿が見えてきて、とても複雑な思いでニュースの行方を見守っている次第です。
子を持つ親として、自分が勘違いしているところはないだろうかとか。
自分の価値観で娘の人生を縛り付けてはいないだろうかとか。
「幸せの形」って、何を大切にすべきか。
特にビックモーターでの前社長の経営に対する考え方は、おおいに考えさせられる機会となっていて、経営を正すという意味でも娘の存在は大きいと思っています。
話題を現実に戻します。
コロナ禍を喧しく言わなくなって、今年の夏は夏祭りや花火大会で多くの人が浴衣に肝心を持ってくれているのでしょう。
とにかく新規のお客様が浴衣を着るのに必要な和装小物や、下駄であったりゆかた帯を見に来る方が多くいらっしゃって、お役に立つことができている感じがします。
【古典柄浴衣で夏を楽しむ】

夏を浴衣で楽しむ/ 右は藍染め長板中型と藍の縞柄麻染帯を組み合わせる
過去に例のない燃えるような夏になっているのに、コロナ禍の反動もあるのか浴衣が注目され始めているのではないでしょうか。
きもの専門店さんを利用される方はそんなに多くないのかもしれませんが、きものについてとっても詳しいので、浴衣選びに迷ったら、きもの専門店さんを尋ねてみてください。
今日も新規のお客様が、高校生の娘がネットから凄くお手頃感のある浴衣を求めたそうで、届いた浴衣を見て、お母さん常識からかけ離れた浴衣だったそうです。
聞けばご本人の体型に合った寸法があることを理解していない感じで、寸法の話と浴衣の仕立て方の違いを少しだけ話をさせていただきましたが、これが現実なのかもしれません。
そのお客様は着付けに足りない和装小物があって店に寄ってくださったのですが、もう少し地元のきもの専門店を頼りにされてもいいのではないかと思うことが多くある夏になっています。
まとまりのない記事で終わる事となりましたが、今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







