【店主の呟き】
6日間の「涙市」が膜を閉じました。
全体としては、来客数が少なく目標値にも届かず悔しい思いをしましたが、少なからず、この暑さも影響していたのではないでしょうか。
問題を暑さに向ける事は簡単ですが、もっと深いところに問題があったのかもしれません。
今回の会を振り返ってみると、馴染みのお客様の来店は少なくて、新規のお客様が多くあった気が致します。
最終日最後となったお客様も新規のお客様で、二日前に下見にこられた方でした。
この店の近くに引っ越して来た新婚さんで、着物に目覚めて着付けを習い始めたそうです。
着付けをマスターしはじめると自分に合った着物を欲しくなって、シヨッピングセンターの中にある呉服店を覗くと、桁違いに着物を見せられて、とても怖い思いをしたことを話してくれました。
店の近くに引っ越してこなかったら、この店の存在を知ることはなかったと言っていましたが、二度目の来店で、夏長襦袢をカゴバッグをお求めいただくことができました。
仕事が帰りとあってお帰りになった時間は、閉店時を過ぎていましたが、打ち解けてお話をすることができて本当に良かったと思っています。
これからきもの愛好家になっていただける可能性のあるお客様で、店との繋がりの薄いお客様がネットからも問い合わせが多く来ていた気がします。
欲を言ったらキリがないが、新しいお客様との出会いがリピーターとなれば、店の大きなステップとなり、固定客の循環にも繋がるので、新しい芽が宿ったと言えるのかもしれません。
【夏牛首紬を単衣長羽織でコーディネート】

夏牛首紬を単衣長羽織でコーディネート/単衣時期の装い
こちらのコーディネートはレモン色に縞柄の夏牛首紬に透け感のある単衣長羽織でコーディネートしたものです。
このコーディネートで目に付くのランダムな格子柄にベージュやグリーン、青などの色が入った長羽織で、とてもお洒落な取り合わせだと思っています。
この大胆さが装いを面白くしていて、格好いいと思うな~
こちらの紗織単衣長羽織は4月の中旬頃から10月いっぱいまで着ていただけるものだと考えています。
特に地峡温暖化で袷の長羽織が暑いと思っている方が少なくなく、電車で移動することの多い都市部で人気が高まっていると言えるでしょう。
明日は展示会の後始末で、違った意味で気忙しくなりそうですが、その先に「ゆかたパーティー」が控えていてなかなか心が休まりません。
その話は明日以降にさせていただいて、今日はこれで終りと致します。
ではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







