父の日が近づいて来た事もあり、今日は男物のゆかたを紹介してみます。
男物の着物は、女性物と違ってお端折り(おはしょり)をしないで着るもので、着丈や裄(腕の長さ)、お腹回りを採寸して反物から仕立てるようにしています。
男物の既製品のスーツですと体に合った品を選び、長い部分をカットしてお直しをすればいいのですが、着物になると勝手が違うんですよ・・・・・
勿論、既製品でピッタリ体に合う方もいらっしゃいますがね~
前置きはこのくらいにして、ここに2種類のゆかたがあります。
黒っぽい方はゆかたらしい柄で金茶色の角帯を、白っぽい亀甲絣には紺系の角帯を合わせた男物のゆかたです。
夏の着物になって見えるのは白っぽい方で、ゆかたらしく見えるのは黒っぽい方ですが、貴方でしたらどちらがお好みですかね~
好みですが、何枚かゆかたを持っている方ですと無地感のゆかたを選ばれる方が多いんですよ・・・・・
シンプル&ペストといいう言葉がありますが、着なれた方は上品さを求められるようです。
大人の味といった表現が合うかもしれませんね・・・・・
ちなみに、黒っぽい方は、お仕立てを加えて¥35700
(竺仙のゆかた・綿100%)
白っぽい方は、お仕立てを加えて¥28350
(三勝染めのゆかた・綿70%麻30%)
そして今日、亀甲絣の墨色(白っぽい方の色違い)のゆかたを着て馴染みのお客様が遊びに来て下さいました。
何処から見ても夏の着物で上品でしたね~
たかがゆかた、されど浴衣です。
こだわってこの夏をゆかたで過ごしてみるのもいいものですよ。
ところで男物の帯ですが、角帯を締めると外出着ぽくなりますし、兵児帯をするとカジュアルな室内着になるんですよ・・・・
帯で心を締めるTPOの使い分けが出来たら、着物通といえるのかもしれませんね。
あくまでも参考に・・・・・・・

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






