【店主の呟き】
今日は40℃近くまで気温が上がったと聞いております。
とにかく毎日が暑くて集中力を失いがつになますが、明日から一人で店を守ることになるために、今日はお客様回りをすることに心がけていた一日でした。
車に太陽の陽が差し込むと、半端ない暑さに汗がにじみ出ますが、体感で感じる40℃の暑さがどんなものなのかを受け止めながら、水分補給も忘れずに店の情報紙を配っていました。
天気予報では、台風7号が強い勢力で本州に近づいているとのことですが、お盆と重なるだけに、予期せぬ出来事が起きそうで心配しているところです。
さてお盆明けの19日(土)より「七五三フェア」を27日(日)まで開催させていただきます。
明日からその準備に入りたいと考えてますが、今日もお客様からのご相談がったように、何を準備したらいいのか分からないと言うのが現実で、店側として分かりやすいプレゼンが必要であること気づかされています。
そこで今日は三歳の女の子が七五三を着物で迎える場合の装いについて少し話をしてみます。
【お宮参りの女の子の着物】

お宮参りの着物(一つ身のきもの)
この可愛い模様の着物は、お子さんが生まれたときのお宮参りに使う着物で、私達業界人が「祝い着」とか「女の子の一つ身」などと呼んだりしています。
女の子の三歳に七五三では、この宮参りに使った着物を着る方が圧倒的に多く、この着物に被布コートを重ねて臨まれる方が増えています。
【赤の被布コートを合せる】

お宮参りの着物を(一つ身)を被布コートと合わせて三歳の七五三
例えば三歳の七五三をする子の体格に合わせて着物と長襦袢の縫い上げをして、赤の色合に被布コートを合わせて臨まれたら可愛いと思いません。
被布コートにも様々な色があるので、祝い着との色合のバランスを見て選ぶのがポイントかと思ってます。
一方でこの祝い着に帯の形が作られた結帯を合わせて、帯出しの装いで七五三をされる方もいるので、その際は、結帯の大きさは「小・中・大」の大きさがある中で「小」となるので、間違えないようにしてください。
大きさが分からないときは、地元の呉服店さんで相談されることをお勧めします。
どちらを選択されてもコストはかかることですが、女の子の三歳を被布コートにされて、七歳は作り帯(結帯)でコーディネートされる感じがします。
たまたま三歳の女の子が着物で七五三する際の着こなし方の相談があり、被布コートとの組み合わせを提案させていただいたのですが、お客様が考えていた予算とは違っていてお話をさせていただくだけとなりましたが、店としても最近の物価高騰でお子さんの着物用品も値上がりしていて、店側としてはやりにくい状況が続いています。
【白の絞り被布コートで三歳の七五三】

お宮参りの着物を(一つ身)を被布コートと合わせて三歳の七五三
相談にお越しになっていたお客様はこちらの白の絞りの無地をお気に召していましたが、検討したいとのことでした。
白でまとめたスタイル、素敵だと思いません。
白の被布コートは生産量が極めて少ないので、気に留められた方はいつでも相談ください。
疲れからボーッとしていてようやく記事を書き終えることができました。
ではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







