本日までとなる七五三フェアは、和装小物の準備や縫い上げなどの相談などに偏っていて、子ども着物に感心を持って来店される方はいませんでした。
フリーのお客様を集めることの難しさがありましたが、地域に根ざしたいと考えている店としては、着物での七五三を呼びかけるアクションが必用かと考えるところがあって、この暑い最中に提案させていただいた次第です。
結果はどうであれ、今年も開催が出来て良かったと思ってます。
とにかく地域の方々に、子ども着物や和装小物が年々進化していることを見ていただいて、それを頭に印刷していただけたら、いつの日か七五三商品でなくても、着物のことで相談をいただける日が必ずやってく来る信じているからです。
気の長い話ですが、それくらいの覚悟で店作りをしていかないと、地域に根ざした店とは言えないのかもしれません。
しかし、フリーのお客様を集めるという難しさがあり、ここをどう変えていけるかが大きな課題となっていて、この壁を乗り越えられた先が生き残り、乗り越えられない先が絶えていくという構図が昨今の着物業界と言えるかもしれません。
◆人が集まる立地に店舗を持つという考え方。
◆商品の値引きやサービス品を設けて新規を増やすという考え方。
◆ネット社会を活かしネットを活用して販路を広げるという考え方。
他にも様々な店作りの在り方があるかと思いますが、私は着物を纏うという「美しさ」にこだわり、ネットを友好に活かしながら新規のお客様を増やしていけたらと考えています。
言葉にできても形にすることって容易ではなくて、毎日ブツブツ言っていますが、この“ブツブツ”も私には重要で、目指そうとしている道を歩いている証かと、前向きに解釈してます。
こんな感じで自己暗示にかけていますが、今日は幾分か気温も下がって秋の気配を感じられるようになりましたが、盛夏が過ぎれば裏地が付いていない着物の出番です。
私達は単衣着物と呼んでますが、残暑が続くと聞いているので、単衣着物の出番が多くなるのではないかと想像しています。
【織楽浅野の帯で単衣小紋をコーディネート】
ここに銀ネズ系の色でまとめた着物コーディネートは単衣物として提案したものです。
単衣物は見た目の涼しさも必用かと考えてまして、着物の地色が濃いと甲羅のような厚みや重みを感じさせられるところがあって、薄地の色合が爽やか感が出るのではないでしょうか。
合わせる帯の色合や風合いから単衣用の帯をセレクトさせていただいてますが、織楽浅野の帯で品の良さを強調させていただきました。
【大人の魅力】
同系色でまとめると色合からしてセミフォーマルっぽく見えますが、胴にポイント色となるブルーの帯〆でまとめて、お茶席などにお召いただけたら素敵かと思っています。
ここでの無地風小紋は裏地を付けて袷物としてもお召になれますが、サッパリした模様と色合から単衣物として提案させていただきました。
合せた織楽浅野の帯は10月の神無月の会にて特集を組んでいて、随分先の話ですが、記憶に止めておいていただけたら嬉しく思います。
それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。