当店が情報発信させていただいているネット環境が改善されたのか、昨日ブログで紹介させていただいた二つの帯が午前中にお嫁入りすることとなりましてね~
それことに留まらず、午後にも昨日の帯のことで問い合わせがあり、9月からの約3ヶ月間、ネット環境のことで苦しんでいただけに嬉しく思っている次第です。
一方で明日から大雪になる恐れがあるとのことで警戒していますが、雪はお客様の足を止めるだけに、ネットの活用がとても重要になってきます。
ここ数日の様子を見ていると改善が図れている感じがするので、これまで以上に中身のある情報が発信できるよう、努力してまいりたいと考えているところです。
そこで今日は来年の春に向けて、お母さんの入学式の装いをコーディネートしてみたのでご覧ください。
合わせてコーディネートに活かした帯が“難物と判定された”袋帯なので、その商品の魅力にも触れてみることができればと思っています。
【優しい春をコーディネート】
まずはこちらのトータルコーディネート画像から・・・
着物は季節感を問わない西陣織りの織物となる地紋のあるお召の無地で組み立ててみることとしました。
入学式は穏やかな春となり、お子さんを預ける側としては、品の良さと優しい色合の装いが求められるのではないでしょうか。
ポイントはおしゃれ着であってはならないということです。
【難物と判定された市松桜の袋帯】
淡い紫地に浮き上がるような地紋を持ち合わせた無地に市松桜の袋帯を組み合わせたことで、季節感に品の良さ、そして明るさが引き出されたコーディネートかと思えます。
こちらの帯が難物となっていることが不思議でなりませんが、その話は後でにさせていただきます。
【上品な七宝柄の利久バッグと刺繍鼻緒の草履】
その品格を壊さないようにして合せたのが、こちらの七宝柄の利久バッグと小判柄の草履台に刺繍の鼻緒ですげ本革の草履になります。
小学校の入学式になれば、お母さんの持ち物が増えたりするので、一般的な和装バッグよりも大きめの二本手のバッグを選択させていただきました。
とても上品で素敵かと思います。
【加賀染め足袋の「さくら」】
その素敵な装いに加えさせていただいたのが、当店オリジナルの加賀染め足袋の「さくら」の模様で差別化を図ってみました。
左右のワンポイント模様の位置と加賀友禅作家さんが描き込んださくら柄が異なっているところに面白みがあるかと思います。
市場に出回っていない足袋なので、足袋の模様を目にされた方は驚きがあるのではないかな~
【七宝柄の正絹刺繍半衿】
ここまでのお洒落が出来たなら、装いの格を高める意味で七宝柄の刺繍半衿を装いに活かしてみてはいかがでしょう。
バッグの模様と同じ模様なので。相性が良くて、計算されたお洒落の在り方かと思います。
【装いの腹の部分をコーディネート】
こちらは正面の腹の箇所を帯留めと帯揚げコーディネートさせていただいたもので、エレガンスがかんざしも画像の中に加えてみました。
都会的な雰囲気をかもし出していて、格好いいと思いません・・・。
さくら柄の帯にさくら柄の加賀染め足袋。そこにさくら柄の帯留めが入れば、春爛漫の着こなしとなるのではないかな~
【櫛タイプの螺鈿入りさくら模様の帯留め】
合せた櫛のような帯留めが変っていまして、模様に桜模様が入っているだけでなく、螺鈿(らだん)をあしらって奥深い輝きを見せているところがとても魅力的です。
出しゃばるような装いでもなく、季節外れの装いでもなく、申し分の無い綺麗な着こなしとなったのではないでしょうか。
この装いを際立たせているのは、まぎれもなく市松取りの袋帯になるかと思います。
【全体にシワ有りと判定された袋帯】
その帯が「全体にシワ有り」と判定されて、難物の帯となっているんですね~
何度も確認させていただきましたが、難物と判定されたシワが何処にあるのかまったく分かりません。
通常価格が税込み¥352,000とのことですが、B反商品となり税込み¥132,000で店頭に出させていただきました。
とても値打ちある袋帯です。
お気に召していただけるようでしたら早めに連絡ください。
それではこれにて・・・
お休みなさい。