上空に寒気が流れ込んで、雪が降ったり止んだりしていますが、今晩から大雪になるとの予想でとても心配しています。
明日は駐車場の雪掻きから始まるのではないかと覚悟を決めていますが、これからしばらくの間、雪に悩まされるのかと思うと穏やかではありません。
気持を切替えてネット戦略に力を入れていければと考えていまして、あるとき、京都出張の織りに西陣織りの帯屋さんにて、「新年を迎えるに当りお年玉セールっぽいことが出来ないだろうか!」との相談を持ちかけたところ、担当者はいろいろ考えてくれていたみたいで、
「機を織っていると、どうしても難の出る帯が出るので、その「難有りの帯」を取り上げてみてはどうだろうか!」との提案をいただきましてね~
その帯屋さんは、過去にも数点、難有りの帯を紹介してくれたことがありまして、何処に難があるのか探した記憶がよみがえり、見つけられなかったことを思い出し、その提案を受けることとしました。
その帯の数々が数日前に届き、ブログ記事にさせていただくと、これがとても評判が良くて驚いています。
そこで今日も難物となってしまった帯を紹介させていただきます。
【黒猫の帯でお洒落な着物コーディネート】

猫の帯で洒落な着物コーディネート
その難物の帯を使ってコーディネートさせていただいた画像がこちらになります。
猫柄の帯は“すくい織り”と言いまして、裏糸を通さずに模様を織るという“つづれ織”の技法に似た織り方をするワンランク上の帯と言えるでしょう。
白地に黒猫を描いているので、黒地の着物との相性がとても良くて、ここでは繭玉の小紋に合わせて、季節柄エンジの防寒草履でコーディネートさせていただきました。
お洒落な着こなしだと思いませんか?
【ワンランク上のすくい織り名古屋帯】

すくい織りの名古屋帯/猫の帯
帯をお太鼓にした画像を大きくししてみました。
染帯にはない描き方で黒猫を織っていて、毛並の表現の仕方はすくい織りの特徴がしっかり出ている感じがします。
【腹の模様に難があることを示したシールが貼られる】

猫の腹の模様
腹の微分はこのようにして猫柄が出ますが、左側にグリーンのシールが貼られている箇所に織り難が出てしまったみたいで、難物の帯となってしまいました。
【B反となったすくい織りの帯】

難物と判定された帯
その部分を大きくした画像がこちらになります。
シールの横にうっすらとした線が11㎝くらいの長さで確認することができますが、これが織り難という判定が下り「B反」となってしまうんですね~
これくらいのことだったら、帯を締めても まったく分からないのではないでしょうか。
気になるのはお値段で通常価格¥176,000(税込み価格)が¥77,000にて販売させていただいています。
他にも難物となった名古屋帯や袋帯が届いていまして、年末年始にお年玉セールとして店頭でも紹介させていただけたらと考えている次第です。
参考にしていただけたら幸に思います。
ではこれにて・・・
お休みなさい、

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







