北陸の年の瀬に青空が広がった小春日和となったことって、私の記憶の中にはありません。
外は風もなく日差しが届いて温かく、積もった雪も解けて春が来た感じが致します。
この調子で新年を迎えられたらいいのですが・・・
【この一年を振り返ってみて】
さて、今年を一年を振り返ってみると、東京日本橋で単独の展示会を開くという、新しいことにチャレンジすることができたことが、大きな力になっている感じがします。
それは田舎町のこんな小さな店でも、志を持って踏み出せば、目の前の景色が変ることを学ぶことが出来ましたし、誠実にこの仕事と向き合っていたら、新しい道が開けることも教えてもらった気がします。
その意味では、しっかりした気持を持っていれば、可能性は広がるのではないかと考えていますが、時代の変化の中で、店の旗振りが時代の流れに乗ったとも考えられるので、この先の在り方が問われているのでしょう。
一つだけハイッキリ言えることは、経験が信頼を集めるということは確かなことで、問われるのは、どのような店作りできて、どのような販売方法を構築して行くかということです。
地代の流れが速すぎて、その対応に戸惑ってばかりいますが、着物文化に関わっている者の一人として「復活」を合い言葉に諦めないで、成し遂げるという役割を背負っていることを自覚しなくてはなりません。
着物業界の高齢化に追い打ちをかけるかのようにコロナ禍に襲われて、業界を離れて行った人や和装業界に希望を失っている先が少なくなくて、多くの業界人が先行きを不安視しています。
私もその中に一人です、そのことばかりに囚われていると、新しいアイディアが生まれるとは思えないし、仕事そのものに面白味が持てなくなるのではないではないでしょうか。
それはきもの愛好家にとっては不幸なことで、これまでの取り組み方がきもの愛好家の心を動かすことができなかったことを真摯に受け止めなくてはならないし、それ以上に、全国のきもの専門店さんが切磋琢磨しながら、お店の情報を外に出して、新しい風を起していくことが、いつの日か必ず大きな“うねり”となって和装業界に跳ね返って来るのではないでしょうか。
私はそのように信じたいです。
そのことを踏まえて来年どうしたいのか?
そのことについては明日のブログ記事にしたいと思っています。
店の営業は明日の午後2時でこの一年を閉じることとなりますが、初売りの準備を整えることができました。
【1月4日からのお年玉セールの準備が整いました】
着物コーナーは「お年玉セール」を開催することから、お年玉価格となる商品には赤いプライスカードでお値段を表示させていただきました。
赤いプライスカードは目に付くというのが狙いで、営業マンが少ないこともあって、お客様のその価値を判断していただければとのことで、ディスプレー商品のほとんどに赤いプライスカードが付けられたので、気軽に足を運んでみてください。
ということで今日の記事とさせてください。
ではこれにて・・・
お休みなさい。