目標に掲げた「着物を着る場を増やす」に「一歩ずつ前に進む店であること」

櫛かんざし

能登半島地震から一週間が過ぎまししたが、現在も救出活動が続けられていて、警察、消防、自衛隊、医療関係者、そして行政も含めてご苦労様と申し上げたいです。

昨夜より気温が下がり、雪も降って救出活動が困難になっているかと思いますが、粘り強く、そして奇跡を信じて生存者を見つけ出していただければと願うばかりです。

 

店の初売りは提案力の甘さと、能登半島地震でこの辺りお住まいの方も部屋のものが倒れたとか、ブロック塀や建物が少し痛むなどの被害が出ていて、お正月気分が消えてしまった感じがします。

 

私たちの着物業界は平和な暮らしに溶け込んでいく業種で、世の中に波風が立つと敏感に影響を受けてしまうところがありまして、今回地震にも影響を受けているのかもしれませ

 

石川県は厳しい船出となりましたが令和六年は始まったばかりです。

これからどうしたいのか、何を重点目標として舵取りしていくべきなのかをしっかり見極めて行かなくてはならいと思っています。

 

 

 

櫛かんざし
櫛かんざし

 

この店を舵取りする意味で最も重要とされるのは、ネット関係を活かした店作りで、新商品や新しいサービスを告知する上でもホームページやSNSからの呟きや動画での発信は欠かせないものになっていくでしょう。

 

この媒体を有効に活かし、新規のお客様との繋がりを増やして行くことが、いずれ明暗を分ける鍵となることでしょう、

その出会いを商品やサービスから探らなくてはならないが、仕入れる商品や見立てのセンスがお客様の心を動かすことが多くあるので、そのセンスを磨くことは、店の信用に繋がっていくと考えています。

 

その上で用意をしなくてはならないのはオンラインショップの品揃えです。

 

この3つの点を結びつけてクオリティを高めていくこで初めて新規客が増えていくのではないかと考えていますが、同業者もそのことに気づき始めていて、ネット上には情報が氾濫してしています。

 

積極的な呉服店さんはネットという同じ土俵の上に上がって、勝ち負けを争っている状態で、ここへの対策も必用とされているのかもしれません。

 

店としてはネット戦略を重要課題の一つと考えてますが、それ以上に力を向けて行きたいのが、今年の目標の三つ目に掲げた「着物を着る場を増やす」ということです。

 

この店はカジュアル系の装いはにこだわりを持っている店で、多くのきもの愛好家が着物や帯を手にしてくださったり、かんざしや帯留めや草履などの和装小物も用意していただいていますが、十分活用しているとは言いにくいところがありましてね~

 

また着物を着ることによって、お洒落の在り方をお客様が考えるようになり、店とのコミュニケーションが膨らんだりするので、着る場を作るということは、きもの振興に最も重要な鍵を握ると考えています。

 

今年はゆからパーティやクリスマスパーティー以外に小規模なお食事会ができればと考えてまして、手始めに3月14日(木)に金沢のお料理やさんにお昼の食事を予約をさせていただいた次第です。

 

興味をお持ちでしたら早めに連絡をいただけたらと思っておりますが、1月の情報紙にこの情報を入れているもので、受付を2月より始めさせていただけたらと考えているところです。

 

これらのことから何を伝えたいかと言えば、お客様を待つだけの店であったとしたら、経営状況は悪くなる一方で、廃業に追い込まれることだってあるかもしれません。

 

計画性を持ってアクションを起すことができれば、きもの愛好家の心を動かすことができるかもしれないし、元気な店にきもの初心者からの相談も集まるのではないでしょうか。

 

ここに今年掲げた五つ目の「一歩ずつ前に進む店であること」があります。

 

何一つ取っても簡単ではありませんが、僅かなエネルギーであったとしても、店の方向性に力を傾ければ物事が動くと信じています。

 

さて明日は今年初めての京都出張です。

今年の展望を知る上でもできるだけ多くの仕入先にお邪魔できればと考えています。

そして元気をもらってくるつもりでいます。

 

ではこれにて・・・
お休みなさい。

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