今朝、親子連れのお客様が入店されまして、ご用件を伺うと、「入学式に着る着物を用意したい」との相談でした。
タイミング良く店内はお母さんの入学式の装いをテーマに店作をしていたので、ラッキーと心で呟きも、お客様の様子が違って見えたので、念の為に、入学式の着物を新調することをお考えなのかを尋ねると、着物レンタルの要件でお越しになったようで、ぬか喜びであったことに力を落とす私でした。
娘さんのお母さんかと思われる方が、この店で相談したらお世話してくれると聞いて来たことを打ち明けられ、早速、お取引のある貸衣装店の担当者に電話を入れた次第です。
これまで着物は呉服店が取り扱う小売業だったものが、年々、着物レンタルというサービス業へと移行しつつある社会の受け止め方に危機感を覚えます。
この流れを止められない寂しさがありますが、真摯に受け止めて、若い年代層との関係性を積み上げながら、敷居を低くしていくことが臨まれるのでしょう。
さて今日は、先日の京都出張でお雛様の帯を見つけることができたので、先月ご相談をいただいていたお客様にも紹介させていただきたくて、ここにアップさせていただきました。
【チョコレート色のお雛さんの染帯】
その一つがこの画像になります。
絞り染の付下げにチョコレート色のお雛さんを合わせてみました。
着物がグレー系の帯なので、この色のメリハリ感が装いをお洒落にしているかと思います。
お雛さんの帯となれば季節が限定されますが、毎年「桃の節句」があるので、この時期の締めていただけたら、とても格好いいと思います。
【絞り染の付下げに合わせてコーディネート】
店内では、絞り染の付下げと合わせてコーディネートさせていただいてますが、小紋や紬などにも合わせていたがける帯かと思っております。
【白地のお雛様の染帯】
もう一点、木綿の着物に合わせた白地の帯もお雛さんの染帯です。
控えめな帯の模様に心地よさを感じてますが、ズバリのお雛様の模様ではないのでここをどう捉えるかで着こなし方が変ってくるのかもしれませんね。
【お太鼓柄の模様】
お太鼓柄を大きくした画像になります。
どちらも10万円代のお値段になりますが、心に留まるようでしたら連絡ください。
今晩はサッカーのアジアカップの試合がテレビで中継されるので、応援したいと思っています。
なので今日はここまでとさせていただきます。
ではこれにて・・・
お休みなさい。