ゴールデンウィーク前半の3連休は、3日間とも行楽日和で、世の殿方は家庭サービスに追われて、疲れを溜め込んでいるのではないでしょうか。
私は独りで店を守りながら、東京展に向けて準備しないといけないことをアレコレ考えるだけで、この3日間は、成果を上げた仕事をしたとは言いにくい所がありました。
取り組んだ5月号の情報紙作りももう少し時間がかかりそうで、ネタ探しに苦労しているところです。
こんな感じで、前を向いて踏み出すフリをしていることに、もう一人の自分が不満に思っていて、どんな時もモチベーションを高く持って、次の一手となる仕事を作り出すことの難しさを味わっています。
東京展に向けて店の商品を詰めて東京へ送り出す日は5月8日。
備品も含めて忘れ物がないように注意を払わなくてはなりません。
東京展が終るまでこの店の店作りはしばらく中断することとなりそうです。
【能登上布をペンギンの模様の麻染帯でコーディネート】
この着物コーディネートは、能登上布のきものを地色が藍色にペンギン柄が描かれた麻の染帯で組み合わせたものです。
着物が幾何学模様なので、このような季節を伝える模様の染帯で装いの表情を豊かにすると、とてもお洒落な着こなしになると思いません。
私の店らしいコーディネートなのかもしれないが、今回の東京展で紹介できる能登上布の点数が限られていままして、商品の供給が間に合っていないことに心を痛めております。
昭和の最盛期には能登上布の織元が120軒以上あったと聞いていますが、それが一軒しか残っていないことが問題で、能登半島地震で能登上布が話題を集めていて、小さな店が催事を組ことに無理があったのかしれないと反省しています。
夏物がどれだけ集められるか心配ですが、東京展ではありのままも姿を見ていただくつもりです。
話題は替わります。
数週間前に、「美しいキモノ」を編集されている方から電話があり、「美しいキモノの夏号」店にあるバッグや扇子を使わせていただけないかとの相談がはいりましてね~
前触れもなく突然のことだったもので、「どうして店の商品を使ってみたいと思ったのか」と、尋ねてみたかったのですが、そのようなことを尋ねることが出来る立場でもなく、店としてはとても光栄に思えたので、即座に、バッグと扇子の画像をラインで送ることを約束させていただきました。
それは編集社に選んでいただくための画像で、数日後に撮影に使いたいと考えているバッグと扇子の指示をいただくこととなり、選んでいただいた商品を雑誌社に送らせていただきました。
丁度一ヶ月前のことでした。
その夏号の撮影が終ると、先に商品が戻って来て、その後に美しいキモノの雑誌の中で構成された画像が送られてきまして、私としては大満足。
撮影に使われたバッグはこの3点になります。
【美しいキモノの夏号に掲載予定のバッグ】
この中の一点が婦人雑誌の「ヴァンサンカン」にも載ると言っていました。
【牛首紬扇子と扇子ケース】
そして牛首紬扇子も美しいキモノの夏号に載せていただくこととなりました。
最後までどうして私の店を選んでくださったのかを伺うことができませんでしたが、本当に有難いことです。
「美しいキモノ」さんに感謝です。
夏号は5月20日に全国発売になります。
どうか楽しみにしていてください。