牡丹柄の松煙染小紋を「麻絹半幅帯」と「雪輪に撫子と橘」の麻染帯で合わせる

松煙染小紋を夏きものとして着こなす

台風と大雨で一部の地域が災害の危険性が高まっているようです。

大きな被害とならなければいいのですが、この地域も朝から雨で降り続いていて肌寒くなっています。

昨日との気温差に体調管理が難しくなっていまして、かたづけた電気ストーブを出してきて、ブログ投稿を始めたとことです。

 

これから梅雨へと向うのでしょうが、太陽が隠れた空と雨風は気持を憂鬱にさせるところがあkつて、暑くても大地に日が落ちる天気が私は好きです。

 

ところで、夏物を注文していた商品の一部がなかなく染め上がらなくてヤキモキさせられましたが、残りの品となる商品が本日店に届きました。

これで注文品がすべて店に揃ったことになります。

 

いつもの年と比べると一月近く染め上がりが遅れている感じがしますが、店の仕入先は、どこも染色に携わる職人さんが少なくなっていまして、職人不足が関係しているのではないかと考えられます。

 

それも高齢化が進んでいて、この状態が長く続けば、伝統的な技術を持った職人さんがいなくなるかもしれません。

きもの離れが進む中で、量よりも質が問われる時代になっている気がして、職人さんが育つ環境を改善していく必要性があるのではないでしょうか。

 

そのためにも地域の呉服店が本物志向になっていくことが臨まれます。

なので私たちはもっと商品知識を身につけてセンスを磨かなくてはなりません。

 

言葉ではなんとでも言えますが、問題意識を持って少しでも実行できる店になりたいです。

 

今日は最後に入荷した商品の中から牡丹柄の松煙染小紋をコーディネートしてみたのでご覧ください。

 

【牡丹柄の松煙染小紋を浴衣としてコーディネート】

 

 

松煙染小紋の牡丹柄を博多織麻絹半幅帯で浴衣の着こなし
松煙染小紋の牡丹柄を博多織麻絹半幅帯で浴衣の着こなし

 

こちらが浴衣として着こなしたときのコーディネートになります。

渋いですが大人の着こなしだと思いませんか。

 

着物は綿素材の松煙染小紋というもので、模様は「牡丹」の柄になります。

その着物を博多織の麻絹というブランドの単衣半幅帯で合わせてみました。

 

下駄をアップで撮ることを忘れていましたが、下駄の天はゴマ竹を用いていて、鼻緒は模様違いの松煙染小紋の生地から作った鼻緒で合わせています。

 

次にこの着物を夏きものとしてコーディネートさせていただきました。

 

【松煙染小紋を夏きものとしてコーディネート】

 

 

松煙染小紋を夏きものとして着こなす
松煙染小紋を夏きものとして着こなす

 

夏きものとなれば帯は名古屋帯を合わせますが、最後に店に届いたて麻染帯で着こなしの魅力を引き出してみました。

 

きものと帯の色合がとても合っていてお洒落だと思いませんか。

墨色がベースとなっていて、色合の強弱が品の良さを伝えているのではないでしょうか。

 

 

【きものに合わせた「雪輪に撫子と橘」の麻染帯】

 

 

麻染帯/雪輪に撫子・橘の模様
麻染帯/雪輪に撫子・橘の模様

 

合わせた染帯がとってもお洒落なんですね~

模様は「雪輪に撫子と橘」となっていまして、お太鼓の模様が右側に寄っているところもお洒落かと思っております。

ということで、今日の記事とさせていただきます。

 

ではこれにて・・・
お休みなさい。

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