竺仙さんの綿紅梅をトンボ柄夏塩瀬帯で涼しさを演出・№291のあうん7月号

綿紅梅を夏着物としてコーディネート

外はとっても暑くて、店内にこもって店の情報紙作りに必至になっていました。

お陰様で7月号を完成させることが出来ました。

 

毎月発行していることが、24年を越えるまでになっているので、構成をするに当たって季節に合った情報を探し出すことに苦労させられます。

 

【情報紙「あ・うん」の7月号(№291)が仕上げる】

 

 

7月号の「あ・うん」が出来上がる
7月号の「あ・うん」が出来上がる №291

 

この情報紙の発行を24年以上続けていると、この情報紙が出来上がって新しい月が始るというルーティーンとなっていて、構成中はプレッシャーでしかありません。

お客様のお役に立つ情報を集めているつもりでいますが、ここまで発行回数が伸びると続けることへの意味を考えるようになるものです。

 

誰の為に続けているのか。
何にこだわっているのか。

 

突き詰めて考えると、「この店の信頼と安心を関わりを持ったお客様の心の中に根付かせたい!」。

このことに尽きます。

 

その想いが回数を伸ばしていった訳で、答えが見えないから続けられているのかもしれませんね。

 

この画像に映る赤いカニさんの細工物も昨日のブログ記事にさせていただいて「Y」さんから譲り受けたもので、本当に良くしてもらっています。

 

感謝しかありません。
ありがとうございます。

 

さて話題は替わります。

ここのところ朝と日中の気温差が激しくて、なかなか疲れが抜けませんが、着物業界は夏場が最も暇なこともありいろいろ考えてしまうものです。

 

今日は急激に暑くなって、お客様は自宅待機という感じだったかもしれませんね。

これからしばらく暑い日が続くかと思われるので、涼しさを呼ぶ装いというものが求められるかと考えています。

 

【藍の綿紅梅をトンボ柄夏塩瀬帯でコーディネート】

 

 

綿紅梅を夏着物としてコーディネート
綿紅梅を夏着物としてコーディネート

 

例えばこちらの装いは竺仙さんの綿紅梅の浴衣地となりますが、帯を名古屋帯で合わせて長襦袢をしていたけたら、夏着物として着こなせる装いになります。

素材は綿100%で紅梅という特殊な生地を使っていることから、軽くて通気性が良いのが特徴で、藍一色で染めた模様に流水模様が描かれた正統派の着物と言えるでしょう。

 

そこへ水辺の上を飛ぶトンボをイメージして、正絹の絽の塩瀬帯にトンボ柄を描いた染帯で涼しさを演出した夏着物の装いを演出してみました。

 

【美しさが顔を見せるトンボ柄の染帯】

 

 

トンボ柄の絽の染帯
トンボ柄の絽の染帯

 

描き出されたトンボ柄の線が実に柔らかく、優しさと弱々しさが女性らしさを表現しているかのようで、着こなしの美しさを感じさせられる染帯かと思っています。

 

このようにして綿紅梅小紋が夏着物へと変化していくので、貴女も浴衣から夏着物へと帯を替えて試してみてはいかがでしょう。

必ずや新しい発見がワクワクさえてくれる瞬間に出会えることでしょう。

 

それでは今日はこの辺で終りとさせていただきます。

ではこれにて・・・
お休みなさい。

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