今日は神無月の会で紹介させていただく羽織り物を幾つか紹介したいと思っていますが、その前に北陸地方は北国と言える所で、外出時には羽織やコートが必用かと思えるのですが、その羽織り物に対してお洒落にこだわる方が非常に少ないことを感じています。
特に羽織になると、近年は膝下までの長さが主流となる長羽織が人気で、お客様にお勧めさせていただくのですが、ほとんどのお客様が車で移動するから羽織はいらないと言われてしまいます。
勧め方が下手なのか、それとも単なる羽織り物としか捉えていないのか、長羽織でお洒落が楽しめることをもっと伝えていく必用があると思って今回の展示会に取り上げてみることとしました。
紹介させていただくのは、広幅の生地から仕立てた裏地が付かないプレタ対応の商品は2点と、お洒落な裏地を付けて仕立てるオーダーメード仕立てとなるものを2点紹介させていただきますが、お仕立てをする前に「道中着」か「長羽織」のどちらかを選択できるものです。
腕のないボディを使っての映像なので、綺麗な着姿ではありませんがしばらくの間お楽しみください。
【秋冬物としての単衣プレタ道中着】
こちらの画像は単衣物の羽織り物として広幅の生地から仕立て上げられたプレタ対応の道中着となるものです。
これまで単衣道中着となれば薄物生地を使ったもので、5.6月と9.10月頃の単衣物に合わせるタイプのものでしたが、温暖化が進む中で、秋冬物としても羽織っていただけることをコンセプトに作られた新商品となるものです。
この画像は道中着ですが、長羽織としても対応が出来ると単衣物の羽織り物とお考えください。
その後ろ姿の画像となりますが、仕立て上がる寸法がL寸となるので、その寸法は、
肩山からのコート丈・・・2尺9寸(約110㎝) M寸は2尺7寸(約102㎝)
裄・・・1尺8寸(約68㎝) M寸は1尺7寸(約64㎝)
袖丈・・・1尺3((約49㎝) M寸はL寸と同じ1尺3寸
この寸法は長羽織の対応であっても同じだお考えください。
模様は立菱模様を絞りと刺子刺繍で仕上げていますが、お客様好みの地色で染めることも出来ると担当者は話していました。
広幅で仕立てられた単衣物なので背縫いがないので、着姿のシルエットは綺麗に出ることとか裏地がないので軽いのも特徴かと考えています。
ちなみに「S寸」の対応していますが、プレタ対応となるので、型紙を変更する場合は別料金がいくらか発生します。
今回はこの立菱模様のプレタ道中着を税込み価格198,000円にて発表させていただきます。
【ビロードの単衣長羽織「雪輪柄」】
こちらの黒地のビロード長羽織は現品となっていまして、雪輪の模様でサイズがL寸となります。
ここからはお客様の着物寸法に合わせてお仕立てをさせていただくオーダーメード仕立ての道中着か長羽織のどちらかを選択していただける仮縫いした商品を撮影商品となります。
先の商品は裏地が付かない単衣物でしたが、こちらはおしゃれな裏地をお選びいただいてから袷仕立てとなるものです。
【おしゃれなベージュ地の鈴模様の羽織り物】
とてもお洒落な長羽織になると思っていますが、道中着にもなるものでお勧めさせていただきたい一品です。
模様は鈴で絞り染した後で暖色系の縫い糸で刺繍を加えて品になります。
黒っぽい着物に合せると装いが明るくなってお洒落な着こなしとなることでしょう。
【雪兎を刺子刺繍したこだわりの羽織り物】
こちらは雪兎を模様にして、茄子紺に近い地色の羽織り物になります。
その雪兎は絞り染で兎柄を浮かび上がらせて、耳の赤い箇所は総刺繍で色を付けてその回りを刺子刺繍したこだわりの一品です。
とても可愛いのでお勧めです。
道中着でも長羽織にもなるので、この神無月の会でご注文をいただけたら嬉しく思います。
なんとか記事を書き終えることが出来ました。
一生懸命書いたつもりですが分かりにくい点がありましたらお電話下さい。
もう少し詳しくお話しが出来るかと思っています。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。