古布の押絵で作られた風情ある夏の飾り物・そして着物にカビが発生する原因

古布押絵 扇子飾り ¥8,300(税込み)

今日は一日中外廻りをしていまして体力を消耗したみたいです。

数日前から体調が優れなくて集中力を失っていますが、もう少し頑張らなくてはなりません。

 

日本には日本独自の美しい四季というものがありますが、皆さんはその風情といういうものに触れることができているでしょうか。

毎日気忙しく生活をしていると、そんな余裕もないのかもしれないが、住まいの一角に訪れた四季を飾ってみるというのはいかがでしょう。

 

 

【古布の押絵で夏を設える】

 

 

夏を古ちりめん細工の飾り物で楽しむ
夏を古ちりめん細工の飾り物で楽しむ

 

こちらは店内の一角に夏を飾り付けしたものですが、疲れで自宅に戻ったときにこのような設えがしてあると心を穏やかにしていただけるのではないでしょうか。

 

 

古布押絵 夏花金魚 ¥7,480(税込み)
古布押絵 夏花金魚 ¥7,480(税込み)

 

これは古い着物生地を生かして夏の花や涼しさを誘う生き物を押絵したタペストリーになります。

何気ないものですがホッとさせられるものがあります。

 

 

 

古布押絵 扇子飾り ¥8,300(税込み)
古布押絵 扇子飾り ¥8,300(税込み)

 

こちらは団扇の形をした板に金魚を押絵したしたものになります。

どれもちりめんの生地を使っていて心に優しく映ると思いませんか。

 

一昔前は古布を使ったちりめん細工がとても人気で多くのお客様が見にいらっしゃっていましたが、近年は実用性がないと思われるのか、飾るということが少なくなっているようです。

 

ある意味で風情を楽しくと言う行為が薄らいでいるようにも思えるのですが、お盆も近くなっていて家族が集まる時期でもあるので、お客様を迎える夏の設えを考えてみてはいかがでしょう、

 

そのようなことを思うところがありまして紹介させていただきました。

 

話題はガラリと替わりますが、梅雨時は室内もジメジメしていまして、絹物の着物や帯や長襦袢にとっては湿気がとても危険なものになっています。

カビが出る要因の一つになっていまして、店にはカビ取りの相談が非常に増えております。

 

カビが変色してしまったものはお直しが困難で、高価なお着物が着られなくなることもあるために、店の情報紙でお手入れ方などを書いて注意を促しております。

 

先月の情報紙にて、カビが発生する原因を調べて「あ・うん」の載せてみました。

皆さんにもお役に立つ情報となるように思えるので、ここにアップしてみました。

どうか参考にされてみてください。

 

【着物にカビが発生する原因】

 

高温多湿:カビが繁殖しやすい気候は以下の通りです。
      ・60%を越える湿度 ・5~35℃の湿度

 日本は高温多湿な気候のため、カビが繁殖しやすい環境だと言えます。
また、着物自体にも湿気がこもりやすい要因として、染色にする際に使われる「地糊(じのり)があります。

地糊には水分を吸収する性質があるため、着物が湿気を吸収するのは避けられません。ですので、着物をカビから守るにはしっかりと湿気の対策をする必要があります。

タンパク質はカビのエサとなる物質

着物に使われる絹は70%以上がタンパク質で構成されており、カビが繁殖しやすいものといえるでしょう。
また、食べ物や人間の髪の毛・皮膚などもタンパク質でできています。それらもカビの原因となるため、着物に付着した際はブラシなどで取り除きましょう。

着物のカビの進行の見分け方

カビは発生してから時間が経つと色が変わります。カビの色は繁殖の目安になるため、確認しましょう。
進行が進むほど、カビが奥まで根を張っているため除去の難易度も上がります。

【白カビ】

カビが発生して間もない場合は着物の表面に白カビが発生します。白カビとは生地の表面にあらわれる斑点状の白いカビです。その時点ではそのカビの進行は深くありません。

 

自宅で落とすこともできるので、まずは応急処置を試してみましょう。

また、白カビが発生したときは“たとう紙”(着物を包む紙)が黄色く変色しているので確認の目安になります。
黄色くなった“たとう紙”は交換が必要です。

【黄カビ】

白カビを数年間放っておくうち、黄色いカビにします。白カビよりも深く根を張っているため、クリーニングが必用です。依頼する際は「洗い張り」のメニューがある店がよいでしょう。

【黒カビ】

白カビが生えてから10年以上経った場合は、色が茶色や黒に変化します。その状態になると修復はほぼ不可能です。

 

判断が難しいところもありますが、正絹の着物類は長年タンスに眠らせたままにいるとカビが出やすいので、どうかご注意ください。

 

取り留めのない記事となりましたが、これで終らせていただきます。

ではこれにて・・・
お休みなさい。

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