刺繍の附け下げと織悦というブランドの帯で入学式式の装いをコーディネート

 先程まで情報紙作りに熱中していまして、急いで今日の記事を書くのに映像を取り込んでみたものの、納得できるものではありません。
着物の写真て本当に難しくて、時間がかかるから面倒なんですね~
気ぜわしい時には映像を省きたいと思うことが度々ありますが、楽しみにしている方がいるかと思うと、カメラに手が伸びます。
さて、今日は私の意図するところが伝わるでしょうか?

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明日はこの地域の小学校の入学式と聞いていて、着物で出席されるお母さんが多いことに嬉しさを隠しきれません。
そのこともあって、入学式などにふさわしい附け下げをコーディネートしたのでご覧ください。
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春の色を意識した、シンプルな刺繍附け下げです。
おしゃれな着物という感じではありませんが、フォーマルの着物となれば品の良さを追求するのが王道で、桜色に白っぽい袋帯を合わせてみました。
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この帯は、この20周年祭で特集を組んだ「織悦」(おりえつ)という老舗ブランドの袋帯で、創業が大正時代というから、厳しい時代を生き抜いて一つのブランドに育て上げた、信頼できる西陣織の古い歴史を持つメーカーさんと言えるでしょう。

とても締めやすい帯で、品質にこだわりを持った機屋さんなんですよ。
織悦さんの帯については、いずれ機会をみつけてご紹介をしたいと思っていますが、控えめな装いと上品さを兼ね備えたコーディネートではないでしょうか?
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その魅力は着物の顔とも言える、刺繍を入れた模様にあるのではないでしょうか?
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映像を拡大したものですが、柔らかな光沢を放つ刺繍からは控えめな女性に味わいが伝わってまいります。
その意味でも、これからお子さんを学校に預けるお母さんの装いとしては、申し分のない附け下げではないでしょうか?
参考にしてください。
ところで今日は寒い一日でした。
少し奥の山沿いでは雪が降り積もったみたいで、店にお越しになられたお客様のフロントガラスに雪が積もっていて驚かされました。
今日の天気を「花時雨」(はなしぐれ)とでも言うのでしょうか?
桜が咲く頃にしぐれるようにふる冷たい雨のことをいいますが、山間部では「春霙」(はるみぞれ)だったみたいです。
春霙とは、降っていた雨が突然霙(みぞれ)に変わったり、水分の多い牡丹雪が途中で霙に変わる雨のことをいいます。
ほんの少しだけ詳しいでしょ・・・
169号の「あ・うん」の記事にするために、雨の勉強をしたばなりで、今日の雨のことを、どのように呼ぶかを調べてみたんですね~
最近は、風情を感じさせる言葉で雨を表現することがなくなりましたが、調べて気づいたことは、素敵な日本が存在していましてね~
言葉一つで伝わる日本の風景。
私は好きですね~
伝えなけらばならないと思い情報紙に書き込んでみました。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

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