今月の22日(金)・23日(土/祝日)の両日に東京で開く「秋の東京展」に向けて準備を進めているところで、和装小物なども出品させていただいて、できる限り店内での展示会を東京で再現できればと考えています。
そこに石川県で作られている加賀友禅や牛首紬も出品させていただきますが、東京での出品となれば、価格面でも大きな違いがあるかと思えるので、秋の展にて地元の強みをご覧いただけたら嬉しく思うところがあります。
そこで今日は加賀友禅の着物を幾つか紹介させていただきます。
【加賀友禅付下げ】
この画像に映る地色が淡い紫系のきものは加賀友禅付下げを仮縫いしたものになります。
仰々しくならないように引箔(ひきはく)のアッサリした帯で合わせていただきましたが、このように模様が少ない方が着る用途が広くなって使いやすいのではないかと思っています。
こちらが上前の画像で、作品名は「天平の雪あかり」となってまして、四季の花が描かれているという訳ではないので、お茶会の席であったり、お子さんの入学式や七五三のお母さんの装いとして気軽に着ていただける着物かと思っています。
女流作家さんが描かれた付下げで、お値段が20万円代とあってお求めやすいお値段になっているかと思います。
東京展での品揃えは訪問着が多くなりますが、昨今は市場に黒留袖は市場に少なくなっていることから加賀友禅黒留袖も出品させていただきます。
【加賀友禅黒留袖】
その一つがこちらの黒留袖で、作品名は「百鸞」となってまして、鳳凰の一種だと思っております。
上前の画像を大きくしたものがこちらになりますが、躍動感の吉祥模様だと思いませんか?
お値段は50万円位のお品になります。
【百貫華峰氏の加賀友禅黒留袖】
こちらは百貫華峰氏の黒留袖で「うずら・松・椿・カタクリの図」という作品名になっております。
上前の画像になります。
百貫さんの作品はとても人気がありまして、加賀友禅業界を牽引されてきた作家さんの一人です。
黒留袖は需要が少なくなっていることから、生産量も少なくて、手描き友禅の品となると捜してもなかなか目にすることが出来なくなっています。
そのことで、黒留袖を捜している方が全国に多くいらっしゃるのではないかと思っています。
特に東京は人口が多いことから、ブログを通して呼び掛けたいと思うところがありまして記事にさせていただきました。
解説が十分とは云えませんが、秋の東京展で加賀友禅の黒留袖がご覧になれるので、興味をお持ちでしたら足を運んでみてください。
では今日はこれにて・・・
お休みなさい。