【着物ビフォーアフター】男性の長襦袢を女性の長羽織に仕立て替える

着物の再生/リフォーム

毎日が気忙しくしていますが、今日は12月号の情報紙「あ・うん」を作り上げたくて店の奥で必死になっていました。

頑張りましたが完成には至らず明日以降に持ち越しとなりましたが、こちらの情報紙作りも続けて行くことの難しさを感じています。

最大の敵はネタ探しで、月に1回のペースで発行を続けるということは発行回数が伸びるということで、今回の12月号で296回目となります。

編集に苦労させられますが、ここにも続けて行くことの意味を感じていて、粘り強くパソコンと向き合っていた一日でした。

【今朝の朝刊を見て】

12月4日の朝刊の天気予報を見て・・・

今朝の朝刊の天気予報を見て、金沢は傘マークが横一列にすき間なく並んでいて、一方で東京は赤い太陽がズラリと並んでいて、”この違いは何なの?”と心の中で呟く自分がいました、

秋の東京展でお客様が”東京はこれからが着物の季節よ・・・!”と、語りかけられた言葉が頭の中でこだましてましたが、和装を楽しもうとしたら私たちに地域は随分ハンディーがあると思いませんか?

これから雪も降る始めると和装での外出が難しくなるので、私の仕事は厳しい状況下に置かれます。

ですが、ネットがあるので、そこから新しい道を探れないか考えています。

このような話を何年言い続けてきたことでしょう。

毎年お天気が悪くなると新しい道を探るという、一つの取り組み方の姿勢が「続ける」という行為で、店が毎月発行している情報紙も「続ける」という行為となりますが、考えるだけで終っているのがネット戦略。

そろそろ結果を残さないといけないと思っていて、新しい作を考えているところです。

ネット戦略に弱い私が考えることなので、果たしてどうなることでしょう・・・。

話題は替わります。

【きもの再生のお話し】

店では着物や帯などを形や色を変えたものに再生するという「きもの再生」の仕事を長年に渡って続けています。

これまでに丸帯をお琴を入れる袋物に作り替えたり、昔の黒留袖をタペストリーにしてみたり、大人の着物から三つ身の着物に縫い返したり、これまでにいろんなご相談にお応えしてまいりました。

あるとき、店のお客様が男物の長襦袢から長羽織に仕立て直された着姿をご覧になられた女性のお客様が、我が家にも着なくなった男物の長襦袢があるので、それで長羽織を作って欲しいとの相談がありましてね~

過去に何件かさせていただいた仕事だったもので承ることに・・・、

その再生が終って、来店されていたお客様に見ていたきました。

男物の長襦袢を女物の長羽織に作り替える】

男性の長襦袢を女性の長羽織に仕立て替える

その長羽織がこちらになります。

すこく迫力があって見応えがあると思いませんか?

ボディーに羽織らせてお客様に見ていただくと、何に合わせたらいいかを尋ねられましてね~

遊び心のあるお羽織なので、小紋や紬などに合わせて楽しんで欲しいことをお伝えさせていただきましたが、その出来映えに満足していただくことができました。

男物長襦袢から長羽織を作らせていただいたのは今回で3件目となりますが、背中の模様に勢いがあって地色の明るいので、無地感の小紋や紬に合わせるとバランスが取れて素敵かと思っています。

こちらの羽織の凄みは表側だけに留まらず裏側に潜んでいる模様にも驚かされます。

男性の長襦袢を女性用の長羽織に作り替える

なんと「龍」の模様なんですね~

とにかく模様に力があり、この羽織をはおって外出されたら目にした人の目を釘付けにするに違いありません。

本来長襦袢として表に出ない模様をあえて表に出したので、見たことのない模様を身に付けて着こなしていることになります。

話題を呼ぶでしょうね~

こちらの残り生地から、別注での羽織り紐を作らせていただいていますが、お客様の着こなしを拝見させていただくのは、そんなに遠くなさそうです。

これまでに3人の方の長羽織を作らせていただきましたが、古い生地ほど生地が劣化していて裂けそうな箇所があったり、隠れた箇所に挟みが入った後があったり、想像ができない危険が潜んでいて、3件とも和裁士さんと何度も相談して縫わせていただいています。

当店の和裁士さんは頼りになるので、再生したい着物があれば気軽に相談ください。

ということで今日に記事とさせていただきます。

ではこれにて・・・
お休みなさい。

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