道行コートを鏡掛けに再生するお仕事の依頼・そして京染訪問着をコーディネート

道行コートを鏡掛けに再生するお仕事

今日は忙しい日でした。

 

 

店内の様子
店内の様子

来客も多くありましたが、春の声と共に着物のメンテナンスの依頼が増えていまして、奥の部屋にはお預かりした着物や帯、長襦袢がいっぱい。

 

お客様から承る仕事がそれぞれ違うもので間違いを起こさないように注意を払っていますが、メンテナンスのお仕事が多くなると受け入れる側も大変。

 

 

それが見て取れる部屋になっていまして、明日はこの地域の入学式。

早朝に入学式に出席されるお母さんの着付けを頼まれていまして、雑然とした部屋が着付けをさせていただくスペース。

 

なので片づけることに時間を割いた日と言えたかもしれません。

お客様からのお預かり品を綺麗にかたずけることができましたが、昨夜の夜遊びもあって疲れが出始めてきたところです。

 

 

お客様からお預かるする着物類は丸洗いやシミ抜きなどのメンテナンスだけではありません。

 

着物や帯の縫い直しもあれば、染め替えの仕事をいただくこともあり、中には派手になって着れなくなった着物やお母さんの着物を何かに作り替えて欲しいと言って持ち込まれるケースもあります。

 

 

 

派手になった道行コート
派手になった道行コート

 

数日前にも、派手になって着ることがなくなった娘さんの道行コートを姿見の鏡掛けに作り替えられないかとの相談をいただきましてね~

 

それが画像にある赤っぽいボカシになった絵羽コートです。

 

鏡に大きさは幅47㎝×長さ122㎝とのことで、作り方は私に任せると言ってくださいましたがセンスが問われるだけに責任の重い仕事です。

 

反物みたいに一枚の布地でないために知恵を出さなくてはなりません。

お客様もコストを最小限に抑えたいでしょうし、生地幅が足りない部分を着物の残り布や裏地などを使って、どのようにして組み合わせたらいいかを、お蔵入りになっている残布を持ち出して来て色合いの相性を考えていました。

 

面倒な仕事ですが、何もないところから着物生地を組み合わせれ考えるパズルみたいなことって嫌いではありません。

 

どちらかと言えば好きな方で、お客様の驚く顔を想像しながら作らせていただきたいと思っています。

 

 

このような感じで、きもの再生のお仕事もさせていただいていますので、気軽に相談いただけたらと思います。

鏡掛けが仕上がった折には、このブログで紹介できればと考えていますが、どうなることでしょう。

 

 

 

訪問着をコーディネート
訪問着をコーディネート

 

奥の部屋は明日は着付けに使いますし、明後日はちりめん細工のカルチャー教室があり広いスペースを取らなくてはなりません。

 

19日からの卯月展のご案内も入れなくてはならないし、日に日に仕事の密度が濃くなっていくことでしょう。

しっかり前を向いて頑張らないと・・・

 

 

画像の訪問着は明日の入学式を意識しれコーディネートしたものです。

京染ですが癖のない訪問着かと思っています。

 

 

 

京染訪問着
京染訪問着

 

最後に少しだけ目の保養になったとしたら幸せに思います。

 

なんとか記事を書き終えることができてホットしました。

疲れました。

 

ではこれにて・・・
お休みなさい。

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