紺地のお雛様染帯で着物コーディネート/桃の節句のお茶会を楽しむ

着物の着こなし/コーディネート

【店主の呟き】

昨日とは一転して来店客の少ない日で天気に阻まれた気が致します。

これが現実なのかもしれませんが、この先雪が降り始めることを考えるとネット戦略を考えて行くことが必用とされるのでしょう。

どのようなやり方があるのか、手探りで事を進めていますが、失敗の数だけ学びがあるかと思っていて、いろいろ試してみることが必用かと思っているところです。

冷静の物事を考えてみれば、同業者が激減しているので、需要が少なくなっているとはいえ、この店が取り扱っている商品を捜している方が全国にいっぱいると考えています。

なのでネットを活用しながら、この店にお越しになれない人との距離感を近いものにしていかなくてはならないんですね~

その意味でも一歩ずつ踏み出すことを忘れてはならないし、どういう状況に置かれても諦めてはならなのです。

【古布の木目込みひな人形】

古布の木目込みひな人形

店内の娘たちはお客様との出会いを待ち続けています。

午前中のことでしたが、店に一本の電話が入りまして、ある商品の品揃えがあるかの問い合わせがありまして、お取り寄せとなることをお伝えすると、今晩使いたいとのことだご縁をいただくことが出来ませんでしたが、そこで話が終るかと思っていたら、その方がいろんな話をしてくださいましてね~

店の近くにお住まいのようで、店の前を通るとウィンドーの前で足を止めて外側から綺麗な品物を目にする度に、一度、店内に入ってみたいと思っている話をされるんですね~

お年を重ねていらっしゃる方のようで、気軽に立ち寄って欲しいことをお伝えさせていただきましたが、この店が魅力的に思っていただけていることに嬉しく思った次第です。

この店の品揃えは人々の生活に必用とされるものではありませんし、人によっては贅沢品だと言われる方も少なくありません。

否定はしませんが、お正月が近くなれば、玄関にその年の干支となる飾り物を置いて良い年になることを願ったり、お子さんの入学式を控えていらっしゃるお母さんが、式典を着物で臨もうと考えている方もいて、生活に潤いをもたらす仕事だと思っています。

言葉を替えるなら、心を豊にする潤滑油的な仕事とと言えるのかもしれません。

人によってその受け止め方は様々ですが、人の幸せと結びつく仕事であるだけに、この仕事に関わる者として心が貧乏にならないように心がけたいものです。

【源氏香の小紋をお雛様の帯でコーディネート】

源氏香の小紋をお雛様の帯でコーディネート

画像は雛祭りを楽しむコーディネートをアップさせていただいたもので、源氏香の小紋をお雛様の帯で組み合わせてみました。

訪れようとしている季節をこのようして着こなすことって最高のお洒落の在り方だと思いませんか?

近年のお客様の着こなしは、いつでも着こなせるコーディネートを臨まれる方が多くなっていて、季節限定の着物や帯を欲しがらない傾向にあります。

それだけに、贅沢な着こなしといえるのではないでしょうか。

【お雛様の染帯】

お雛様の染帯

合わせた帯は紺地の立ち雛で地紋が市松取りとなっていて金通しの糸を絡めた生地に友禅作家が手描きした染帯となっております。

お雛様の帯で紺地というのはとても珍しく、優しい色合に小紋や色無地に合わせると装いにメリハリ感のある個性が映し出されて素敵かと思っております。

【源氏香の刺繍鼻緒ですげたエナメル草履】

源氏香の刺繍鼻緒ですげたヘナメル草履

そして合わせたエナメル草履にほ注目してください。

合わせた鼻緒が源氏香の刺繍鼻緒になっていまして、小紋柄の源氏香の模様と合わせているところに、隠れたお洒落感を感じさせられる組み合わせとなっています。

こちらの装いで桃の節句のお茶会に出席されたら注目の的になることでしょう。

参考になれば幸いです。

それではこれにて・・・
お休みなさい。

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