今日から女性陣がお正月休みとなり、手をかけることが少ないバッグヤードを整理したりしてゆっくり時間が流れた日でした。
あと5日で2024年が閉じるのに、一人暮らしとあって何をするにしてもマイペースで、家族に気を使わずにいられることもあるのか年末という実感が湧いてこないんですね~
店はこれから初売りの準備も必用で、この一年のまとめもしないといけないと思っていますが、今年は31日の後戦中までの営業となっているのでカウントダウンしながらの仕事となりそうです。
【店の入口が雪だるまになる】

店の入口を娘が雪だるまで飾り付けをしてくれて、この季節らしい可愛い入口となりました。
入りやすい店になっているかと思いますが、着物を扱う店でこのような飾り付けをされている先はあまり見かけないのではないでしょうか。
お正月休みで石川県に帰省していらっしゃるようであれば、4日から初売りとなるので、この扉を開いて店内を覗いていただけたら嬉しく思います。
ところで、太平洋側のお正月は冬晴れとなりそうで、着物に袖を通して初詣に行かれる方が随分いらっしゃるのではないでしょうか?
そのようなときの着こなしを地元白山市で織られている牛首紬でコーディネートしてみました。
【牛首紬をお正月に着こなす】

そのコーディネートが紫と紺を横段ボカシで織った先染め牛首紬の着物と紫の地色に風車模様を描いた紬帯で合わせ、ゴマアザラシの防寒草履でまとめたものです。
着物が紬なので長時間お召になっていても着崩れが少ないことや、羽織やコートを着て足元の防寒もしっかり整えていただけたら、洋服よりも暖かく感じていただけますし、何よりお洒落も楽しんでいただけるのではないかな~
【先染めの横段ボカシ牛首紬】

この牛首紬は絹糸を先に染めてから縞柄と段ボカシに織るという熟練の技がいることから、数が作れないと聞いている紬です。
紫と紺の色の取り合わせが個性的で、他に紬にはない魅力を秘めている着物かと思っております。
【紫地に風車柄の紬帯】

その牛首紬に同系色の紫地の紬帯で合わせてみると、着物の良さが倍増して、それも着慣れた着こなしとなり、お正月になどに着こなしていただけたら格好いいと思えるんですね~
それを引き出しているのは紫の色で、ここのゴマアザラシの防寒草履が加われば、着物を知る尽くしたお洒落な女性となることでしょう。
参考にしていただけたら幸いです。
ということで今日に記事とさせていただきます。
ではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







