この店は「きものと和雑貨」という位置付け店作りがされていますが、コロナ禍以降、和雑貨や和のインテリア関係を仕入先が元気を失っていまして、店内の品揃えがマンネリ化していることをとても気にしています。
なんとかしないといけないと思っていたときに、京都で6年前に「インターナショナルギフト・ショー」という名の下に雑貨関係が中心となった商品の発表会が年に一度開かれるようになり、第2回目から京都のギフト・ショーへ足を向けてるようになりました。
そして今日が6日目のギフト・ショーとなるわけですが、そこには当店の仕入先も出店していっまして、売り手と買い手が商談を結ぶ場となっているものです。
これまでに4回お邪魔していますが、店の定番品となって継続的に仕入れをさせてっもらっている先は二社だけで、なかなか素敵な出会いをいただくことができていません。
京都に向う電車の中で、よかれと思って仕入れをした商品が利益を生まないまま在庫となっていて、自分がやっていることは、果たして“理に適っていることをしているか”と問いかける自分と、”新しい風を掴め”と呟く二人の自分がいましてね~
商品を仕入れて、店の活性化を図りながら利益を生み出していくというころが、いかに難しいを物語っている訳ですが、目先を変えて、楽しいと思える商品をお客様に紹介する店であっていいのではないか。
物事の計算ができないままに、そこに落ち着きましてね~
【第6回京都インターナショナルギフト・ショー2025】

開場は午前10時からなのにその30分前に受付を済ませていて、オープンと共に溢れる人で会場内は人、人、人。
【ギフト・ショーの会場の中】

出店者は決められたスペースの中で売り込みたい商品をディスプレーし、立ち止るバイヤーらしき人に声をかけてセールストークが始ります。
つまり売り手と買い手の商談が始る訳ですが、昨年にも増してインバウンド向けの商品がとても目について、日本人向けの商品は何処へ行ってしまったのかと思うところがありました。
私が時代の流れについていけなくなっているのかもしれないが、「自分の店は観光客相手の店じゃないんだから~」そんなことを心で呟きながらいると、オシャレだと思える商品がいくつかありました。
【内履きと呼ぶのかな~】

これは内履きとなる履き物で、一つ一つの色の合わせ方がオシャレで、そして軽く柔らかな感じが足に優しくて、畳からフロアーへと替わっていった住宅にピッタリの商品かと思うところがありました。
店作りのコセプトからズレてはいるものの、取り扱ってみたい品の一つかと思っています。
【幸せの模様シリーズ】

ここに並ぶ商品も自分の心を捉える物がありました。
写真の取りからがまずくて、何がどうなっているのか判断が付かなくなっていますが、模様の付け方と色合いの出し方にデザイン性を感じるところがあって、面白みを感じています。
【幸せの模様シリーズ】

分けていただいたリーフレットには「幸せの模様シリーズ」となっていて、物作りのコンセプトがハッキリしていて共感できるところがありました。
商品化するまでにもう少し時間を要するとのことでしたが、新しい風を感じるところがありました。
【椅子&花台】

そしてこちたは”杉の木”だったか”ひのき”だったか記憶があいまいですが高さ47㎝の椅子なんですが、台を「矢絣」や縞柄に彫ってから磨きを入れて模様を浮かび上がらせているとのことでした。
この椅子が軽くて、座ってみるといい感じだったんですな~
和のインテリアとして使えそうで、タペストリーを背にして花器を乗せてお花を生けたら、その一角が癒やされる空間となるのではないだろうか・・・。
【和のインテリア】

そんな話をすると、展示してあった花器を椅子に乗せて、同じ色で合せたものだとアピールされてしまって、写真を撮らせていただいた次第です。
他にも珍しい商品がありましたが、この場に身を置いて感じたことは、皆さん熱い情熱を持って自社製品をアピールしていて、その姿に感銘させられました。
私たちの仕事は、どっちに向いても八方塞がりという空気が蔓延していて、ただそれだけのことなのに心が折れている店主さんが少なくなくて、正直うんざりしていただけに元気をいただくことができました。
どうなることかと思っていましたが、やり方次第で新しい風を掴むことができるのではないかと思った、そんな一日でした。
では、今日はこれにて・・・
お休みなさい。