今日は石川県和装振興会の行事の一つとなる「緑陰茶会」が金沢市中村記念美術館で開かれる日です。
このお茶会は確か5年前の石川県和装振興会の総会で、会員となる地元のきもの専門店のお客様に向けて、着物を着て楽しめる場を和装振興会として作れないかとの議案が持ち上がり、協議の結果 お茶会を開くことが決ったものです。
一軒の店でできないことが会員のメンバーが集まればできることを示した事業で、和装振興会としてはこのお茶会と十三詣りが主な事業となっています。
【石川県和装振興会が企画した「緑陰茶会」の日】

2025年4月13日(日)は朝から小雨が降っていて桜が綺麗な花を付けていました。
雨に打たれる桜に風情を感じさせられるところがあり、風がなかったことが良かったのかもしれません。
【第四回緑陰茶会は中村記念美術館にて開かれる】

今回は四席設けられていまして、茶道裏千家淡交会 石川青年部の協力をいただいて行われるものですが、当初、一席25名で100名の参加を予定していましたが、133名がお越しになることを聞いて人気の高さを感じさせられました。
その一席目の挨拶を私がすることになっていましてね~
このような場で挨拶をするというのが苦手で、他のメンバーに変って欲しかったのですが誰も受けてもらえず私がうけることになってしまい朝から緊張しまくり・・・
格好つけるとボロが出るので、皆さんの着物姿を拝見して満たされた気持を話したつもりですが、取りあえずホッとすることができました。
その後は入口でお客様を迎えることに徹していました。
これがとても勉強になるんですね~
小雨が降っていたこともありまして皆さん雨コートやロングコートをお召になっていまして、一般的な雨コートの方もいれば、大島紬や小紋から雨コートをつくられていたり、時雨草履もいろいろで、雨の日だから目にできる着こなしを存分に拝見させていただきました。
【雨の日に傘が演じる一枚の画像に面白さがある】

中でも印象に残ったのはこの画像です。
「ピンク」の桜と新緑の「緑」を背景にカラフルな和傘が交差していて、左から「水色」、「紫」、「赤」、その奥が蛇の目傘の「クリーム」。
まさに色のオーケストラを創り出していて、一期一会の瞬間に私の心は釘付けとなりました。
沢山の着姿を拝見させていただいて心が満たされた一日となりました。
【第四回緑陰茶会の様子】

このお茶会は茶道裏千家淡交会 石川青年部がお力を貸してくださったから開くことができたお茶会です。
メンバーの一人として心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
【第四回緑陰茶会の様子】

【第四回緑陰茶会の様子】

【第四回緑陰茶会の様子】

四席目に男の子が二人、席に座っていまして いい意味で驚きがありました。
一人はお洋服で、もう一人は紋付きに袴姿でお越しになっていまして、お茶の世界の奥深さを感じさせられるところがありました。
店のお客様もこのお茶会を楽しんでいらっしゃって、帰りに店に寄ってくれて大満足したとの声を聞くことができました。
主催者側として喜びの声を聞けたので本当に良かったです。
ということで第四回緑陰茶会の報告を終らせていただきます。
では、これにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







