「踏み出す」という言葉は元気とパワーをもたらすものになっていて、「ピンチ」と密接な距離にある動き方を示すものだと思っています。
ところが近年の和装業界の動きを見ていると、リスクの張る行動を避けようとする先が少なくなくて、業界にワクワク感やドキドキ感が薄らいでいる気がしてなりません。
着物離れの波が押し寄せいる中で、「コロナ禍」で大きなダメージを受けていて、今度は「物価高」という騒動に右往左往していて、長年に渡るトリプルパンチで業界が自己防衛に入ってしまっていることをとても不満に思っています。
私はこんな時代だからこそ、地に着いた考え方を元に踏み出したなら新しい世界が見えてくると思っていて、積極的に行動を取るようにしています。
来週、東京日本橋で「東京展」を開催するのも、新しい世界が待っていると信じているから踏み出せるので、自分を自分で魔法にかけていると言えるかも・・・
考え方が単純だから魔法が効くのかもしれないが、当店の仕入先は一流専門店やデパートさんとお取引をしている先が少なくなく、当店がセレクトした商品に自信を持っています。
そのことに加えて関東圏からのきもの相談がとても多く、そのような背景から「東京展」を始めた次第です。
単独での東京展は今回で4回目となりますが、毎会不安な気持になるだけに、そんな気持を打ち消したくてベストを尽くすことに頭がいっぱいになっているんですね~
そこに、「踏み出す」という商売に対する考え方があったから、創業40年という歴地を刻んでこれたのかもしれません。
踏み出すこと。
仕事に創意工夫を凝らすこと。
新しい風を呼ぶ込む努力をすること。
この考え方で前に進みたいと思っているので、16日(金)・17日(土)の二日間にかけて開く東京展に遊びに来てください。
詳しくは当店のホームページに載っているのでご覧いただけたらと思っています。
さて今日は当店の地元で作られている牛首紬を私の好きな染帯でコーディネートしてみたのでご覧ください。
【後染め夏牛首紬を帆船柄の染帯でお洒落を愉しむ】

そのコーディネート画像がこちらになります。
見ただけでお洒落な着こなしだと思いませんか?
着物は夏牛首紬の白生地から染めた着物で、蒔糊を入れて縞柄に染めた白っぽい紬に、ブルーグレー地に帆船模様が描かれた絽の塩瀬帯で合せて、鼻緒を紺ですげたカジュアル草履にヤモリ(屋守)の加賀染め足袋でお洒落な着こなしを作らせていただいたものです。
都会的な着こなしになっているかと思います。
【私の好きな帯/帆船柄の絽染帯】

夏牛首紬に合せた帆船模様の染帯がとても気に入っていましてね~
昨年一目惚れして仕入れた帯で、昨年の東京展にでデビューした品で、再びここに登場させましたが、私のお気に入りに品なんですね~
どうしてお嫁入りが決らないのか不思議でなりませんが、もう一度東京展に持っていきます。
【帆船染帯の腹の模様】

腹の模様の画像もアップさせていただきました。
とってもお洒落な帯だと思っていて、こちらの夏牛首紬と相性が合うのか、品が良くて最高の組み合わせになっているかと思っています。
東京展では地元の牛首紬をリーズナブルなお値段で紹介させていただきます。
興味をお持ちでしたら是非覗いて見てください。
ということで今日の記事とさせてください。
ではこれにて・・・
お休みなさい。