今日は展示会の後始末。店のウインドーを閉め気合を入れ直して作業に当たっていたのですが、途中から油切れになり脱力感が・・・
疲れが溜まっているのでしょう。
気持の切り替えをしないといけないと思っているところです。
振り返れば今月も駆け足で時間が過ぎて行った気がしています。
変わり行く季節を捉えながら店作りをしているからかもしれないが、ひとつ事が終れば、「次はどうするの・・・?」
もう一人の自分が宿題を出すかのように問いかけていて、それは目的地に向かって電車の乗り継ぎをするかのようです。
そのようなことを繰り返しながら、踏み出す道を探っていますが、月の終わりごろになると、その問いかけが聞こえ始めてまいります。
迷い道、別れ道、山道、坂道、あぜ道、目の前にはいろんな道が待ち構えていますが、避けてと通れない道だと覚悟を決めて、次の目的地に向かえたらと思っているところです。

入卒用のお母様の装い
今日は来春のお子さんの入卒を意識した、お母さんの着物姿を想像してみました。
その着物コーディネートですが、お子様の成長を喜ぶ優しいお母さんの姿が見えて来るかと思います。
着物はレモン色の色無地で、その着物に白地の塩瀬の染帯を合わせたものですが、控えめな装いの中に清々しい明るさがあってステキでしょ・・・
入卒時の装いは、訪問着や附下、又は色無地や江戸小紋がふさわしいと言われています。
それらの着物が略礼装となるからですが、近年は、あまり難しく考えないで、着物を着るが礼を尽くす行為だと思っていらっしゃる傾向にあるようです。
個人的には、着物を着ていただけるのならそれでもいいのではないかと思っていますが、ただ一つ、お母さんのファッションショウ的な着こなしであってはならないと考えております。
それは主役がお子さんであり、学校や園であるからです。
お母さんは招かれた立場でもあり、控えめであるべきだと思います。
その見極めが難しいかもしれませんが、装いに優しさと明るさを表現していただくことが大切です。
その意味でも、無地の着物は式典を敬う着物と言えるでしょう。
そんな想いを伝えたくて、ここに紹介してみました。
ここに来て、卒業式の装いのことで相談が入るようになっています。
そのこともあり、入卒の着物の提案を考え始めたところです。
その提案が次の一手になるように、新しい提案を考えてみたいと思います。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







