小売業が繁盛店となるためのバロメーターの一つとして、新規のお客様がどれだけ来ていただいているのか、又は増えているのかということが一つの目安になるかと思っています。
呉服店さんの場合、着物需要が伸びているとは云いにくいところがありまして、新規客を増やすことに青息吐息となっていて、私たちの業界からすれば避けて通れない大きな課題となっています。
店としても新規のお客様をを増やしていかないと、経営が行き詰まることが目に見えていて、SNSを通してこの店の「見える化」を図りながら、気軽に相談をいただける環境を整えるように心がけています。
その甲斐あって、新規のお客様が他店の店と比べたら多い感じが致します。
新規のお客様の要件として最も多いのが、着物の丸洗いやシミ抜きやカビとりなどの着物メンテナンスの相談で、次に多いのが着物や帯などの仕立て直しや半衿の取付けであったり、お子さんの着物の縫い上げなど、針仕事が必要となる作業を上手く行かないからと行って相談にいただくことが増えています。
この二つの要件から新規客がお越しになることが増えていまして、着物や帯などを探しに店に寄って相談をいただくといのはメッキリ少なくなっているのが実情です。
こうした動きは実店舗のことで、県外からの新規のお客様はオンラインショップであったりブログ記事からの相談によるものが多く、県外からの問い合わせは年々増えていまして、とても有難く思っている次第です。
この現象は呉服店さんが減少していることや、SNSが有効に生かされているのではないかと勝手に分析しています。
今日も何人かの新規のお客様がお越しになっていましたが、その中のお一人の人が、着物を金沢の有名なきもの専門店さんで用意されているとのことでしたが、着物のお直しの相談がしにくくて、ここだったら受けてくれそうだったので相談に来たとの話をしてくださいましてね~
店内を見た歩いてらも、楽しい気持になる店ですね~
そんな感想を口にされていましたが、お付き合いが古い有名専門店よりもこの店が入りやすいとの声に、嬉しく思うところがありました。
その後にも小さなお子さんがいらっしゃるお母さんが子どもゆかたを見せて欲しいと云って店に寄ってくださいましてね~
接客をさせていただいたのですが、子どもゆかたの他に珍しい商品に心が奪われていたのか見る物全てが、「可愛い」の連呼で、その乗りに少し戸惑うところがありました。
なのにいろんな話を聞くことができて気持が若返った気分になりました。
そのお客様は、近くお子さんを連れて来るといって帰られましたが、こうした出会いの積み重ねが接客する側のモチベーションを高めていて、新たなお客様を呼び寄せるのではないかと思えます。
さて今日は夏物ではないお洒落な着物をコーディネートしてみたのでご覧ください。
【お洒落な小紋を辻が花の帯でコーディネート】

その着物コーディネートがこちらです。
重厚な色合いの小紋に優しい表情を浮かび上がらせた帯で組み合わせたおしゃれ着です。
小紋は藍色の柏葉唐草模様を横段に柄付けしたもので、とても個性的な着物と云えるのではないでしょうか。
その力強さがある小紋に、ベージュ地に辻が花のを絞った森健持さんの帯がフンワリしていて、帯と着物のバランス一体化していてお洒落な表情を引き出したコーディネートかと思っております。
秋冬物のコーディネートかと思っていますが、面白みを感じるところがあってここに紹介させていただきました。
心で感じたことを言葉にしたかったのですが、自分の言葉にすることが出来ずにいて少し残念に思っています。
今日はこれにて・・・
では、お休みなさい