日が落ちるのが遅くなったこともあるのか仕事帰りのお客様が増えている感じが致します。
夕方から閉店までは私一人で店を守っていまして、お客様が重なったり接客中に電話が入るとお客様を待たせることもあったりしましてね~
昨日も今日も夕方が密度の濃い時間帯になっていますが、これも温かさが戻ったことや日が長くなった天候のお蔭かと思っております。
19日(金)からの展示会の準備はゆっくり進んでいまして、今日は母の日のプレゼント商品を意識して和雑貨コナーを少しだけ変えてみました。
それでは今日の投稿です。
花見シーズンが終わる頃になると、徐々に初夏の商品が店に届き始めます。
こちらの蝶の柄もその一つで、帯地に刺繍を加えて作られた単衣夏用の帯になります。
リアリティがあって好き嫌いがハッキリした帯かと思いますが、マニアックな商品を好む私としては、お気に入りの帯といえます。
お太鼓に蝶が一つ。その背景に銀で草花を描いていてモダンさを秘めた帯と言えるでしょう。
こちらの帯で、目に触れることが少なくなった「紗合わせ(しゃあわせ)」の着物をコーディネートしてみました。
その前に「紗合わせ」の着物ってご存知でしょうか?
知らない人が多いかと思えるので、少しだけ説明させてください。
ここにある画像が紗合わせの着物になります。
薄物の生地が2枚重なり合って着物を紗合わせと呼んでいまして、この画像では右端の黒地のよろけ格子柄と、左端の紫の紗の無地が重なると、中央の濃い目の紫地のよろけ格子の着物になります。
裏生地の模様が表の紗の生地を通して見えるという独特の着物で、二重になった透け感のある着物を「紗合わせ」と呼んでいて、盛夏の着物というよりかは単衣時期の着物と解釈していただけたらよろしいかと思います。
その紗合わせの着物に蝶の刺繍の帯を合わせた感じを、後ろ側から撮ったお太鼓柄の画像です。
見た目は普通に見えるかもしれませんが、こんなマニアックな装いは他にないと言っても過言ではありません。
蝶の柄が浮かび上がる、とってもお洒落な着こなし方かと思っています。
腹にも蝶の柄が刺繍されていて、帯〆帯揚げの色を加えてコーディネート。
合わせた帯〆が部分的にメッシュになっていて、ここにも初夏を忍ばせたおしゃれなセンスが顔を覗かせています。
一人で熱くなっていますが,この装いで外出されたら、どれも普通とは変わっていて注目されるのではないかな~
楽しいでいただける装いかと思っていますが、なんといっても蝶の刺繍の帯がポイントが高いのではないかと思っています。、
では、今日はこれにて・・・
お休みなさい。