亡き妻の誕生日にお花を手向けたいと言って、花束を持って来てくださったお客様がいらっしゃいましてね~
思いがけないことだったもので嬉しかったです。
ありがとうございました。
店のお客様は皆さんお優しい方ばかりで元気をいただいております。
今日はお客様の来店もそこそこありまして、昨日の人招き猫の効果があったのではないかな~
身勝手な解釈をしていますが、緊張感が連日続いていることもあってお疲れ気味。
しかし、もう少し頑張らなくてはなりません。
昨日も今日もいらなくなった着物をどう処分したらいいかとの相談がありまして、着物を販売する側としたら適切なアドバイスに困るものがあります。
或るお客様は着物を引き取る業者を呼んで引き取ってもらったことを話されていて、或るお客様はタンスの中の着物をアドバイスしてくださる業者さんがいるそうで、いるものといらないものの種類訳をしたそうです。
言ってみればどちらとも事後報告で耳に入れたくない話題です。
そこには着物にまつわる新しいビジネスが存在していて、着物に対する価値観の変化に気づかされるのと同時に、着物専門店の存在価値が問われているのでしょう。
祖母や姑の着物の処分に困ってのことだそうですが、考えさせられるものがあります。
そんな土壌が広がる中で、新しい着物の魅力を伝えていくことって優しいことではありません。
着物が好きでおしゃれの仕方を知っている店に着物ファンが集まる時代だとしたら、よそ見をしないで信念を曲げないことが近道かと思っています。
買い物をされる側からしても安心を買っていただけるものではないかと考えていますが、これまで以上にプロ意識を持ってお客様との関係性を深めていかないと、断捨離の時代に立つ向かうことができないのかもしてません。
そんな危機感を持って最終日となる卯月展に臨みたいと思っています。
この画像にあるオフホワイト系の地色の訪問着は江戸時代の木版画を活かして作られた訪問着と帯との組み合わせです。
椿柄の模様を墨色を利かせて描き上げていて、レトロな雰囲気を残した訪問着かと思っています。
江戸時代に柄だと思うと見る目も変わってくるのではないでしょうか?
この着物と帯をモデルさんが着こなした画像がこちらで、カレンな雰囲気が漂っていて哀愁を感じています。
訪問着としては模様の付け方があっさりしていて、お勧めさせていただきたい一枚です。
それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。