今日は亡き妻の誕生日でした。
元気でいてくれたなら今日が60歳の還暦ということになります。
元気な姿を見れなくなって11年になりますが、今も妻の面影を忘れることはありません。
おどけた笑顔、腹を立てて目がつり上がったとき表情、不満そうにしているときの顔。
いろんな表情が脳裏に焼き付いていて、何気ないときに妻を思い出すことがあります。
例えばゴミ出しのときとか、一人でコーヒーを点てているときとか、子供たちから孫がお腹にいることを聞いたときとか、食品スパーで買い物をしているときなど、いろんなシーンに妻が現れるから不思議です。
生前中は妻に助けられることが随分あって、感謝の気持ちを伝えなくてはならないのに、何故か妻の誕生日はいつも卯月展と重ねっていて、気の利いたお祝いをしてあげられなかったことが悔やまれます。
元気でいたなら心の支えになってくれていてくれたただろうし、孫たちにも十分なことをしてやれたに違いありません。
そして還暦という人生の節目を迎えて、生き方改革を告げられていたかも・・・
展示会中でしたが、妻の面影を偲んで記事に採り上げてみました。

招き猫(京陶人形)
注文を入れていた「人招き猫」が店に届きました。
京都府伝統工芸品の一つである「京陶人形」で、京都(公家)をイメージして制作した作品だそうです。
毛並みの質感を出すために一本一本柘(つげ)のへらで彫り、三毛の模様を平安装束の柄を活かして描いております。

見てくださいこの立派な髭(ひげ)も・・・
陶器になって見えない質感と、白猫であることや人招き猫であることに魅力を感じています。

招き猫(京陶人形)
全体像はスリムで高さは21㎝近くあり、お値段は税別価格¥25,000(円形の台付)となります。
亡き妻の誕生日の日に人招き猫が届いて、もっと頑張りなさいという妻からのメッセージかもしれません。
思い通りに事が運ばなかった日でもあり、気持ちを切り替えて明日の風を待ちたいものです。
いろんなことが起きますが、明日も頑張らないと・・・
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







