お盆も過ぎ、夏の甲子園も終わり、空は今にも雨が降り出しそうな鉛色。
一気に夏がトーンダウンしてしまって、秋が来たことを認めなくてはならない時が来たようです。
急ピッチで品揃えを秋物に替え始めましたが、今は売り場をつくろう感じで、この時期に生活に役立つ品揃えかというと少々疑問が残る「秋・先取りの品揃え」。
ピントが合っていると言いにくいですが、何もかもが”店の衣更え”って感じで、気ぜわしく一日が過ぎていっているのではないでしょうか。
季節の変わり目はいつもこんな感じです。
今日は店先の草むしりであったり、店の情報紙を配ることに一生懸命で、自分の中ではオーバーワーク気味。
このような日の投稿って、チョッと辛いんだな~
ここしばらく「生きる力」について考えることがありましてね~
それは店を守り抜く力であったり、老いと戦う力を指している訳ですが、自分には才能がなくて限界を感じるとか、年には勝てないなどと本音で呟いていると、持っているエネルギーの蛇口を締めてしまうことにもなり、何事にも前向きに考えられなくなってしまうのではないでしょうか?
”出来ない”という言い訳は、目の前の問題点から逃げる弱さみたいなものがあって、それをごまかすかのように正当化しようとするのが普通の人間かと思います。
普通でよければそれでいい訳ですが、生き抜くことに対して人一倍欲があるもので、出来ないことがあっても知恵を持ってすればなんとかなるのでないかと、何の根拠もないのに夢物語を描くことを優先して考えるようにしています。
特に呉服店さんの店作りが年々難しくなって来ていて、新しい展望を持って道を切り開こうとしている経営者が少ないのではないでしょうか?
時代の波に流されるままに愚痴ったりして、廃業を考えている先が多いことを仕入れ先の担当者の声から聞こえてまいりますが、時々そんな空気に呑み込まれそうになる時があって怖くなる時があります。
そんな時は空を見上げて「忍」のひと字。
耐えて耐えて、足元から水を吸い上げるかのようにして生き抜く知恵がないかを探り始めるんですね~
何かひらめくことがあれば、後先考えずチャレンジ!
そんなことを繰り返しながら今日まで来たような気が致します。
いつまで続くのか、いつも不安が付いて廻りますが、なんとかなると言い聞かせている私です。
とにかく何があっても諦めないことが大切かと思っております。
この画像は水色の訪問着をコーディネートしたもので、誰もが気持ちよく着れる訪問着ではないかと思っております。
取分け個性的な柄でもなく、新しい染め方でもなく、花柄を基本にした古典的な若向きの訪問着と言えるのではないでしょうか?
流行がないところに安心が買える着物で、合わせる帯でおしゃれ感を出してみました。
秋の香りをに酔わせた黒っぽい感じの袋帯がお似合いでしょう・・・
格調もあって素敵な装いになるのではないでしょうか?
結婚式の披露宴や、お子様の七五三参りに入卒用のお母さんの装いとしてお勧めさせていただきたい一品かと思っております。
どうにかここまで書き終えることができてホットさせられています。
お腹も空いてきたことだし、今日はこれで店じまいとさせていただきます。
ではこれにて・・・
お休みなさい。