春が来たかと思わせるような晴天になり、雪が降ることを見込んでビジネス展開されている先は穏やかでないでしょうか?
山間部へ行っても雪が全く目に入らなくて、道路は乾き革靴で歩けるという、過去に例のない異常気象といえる冬になっています。
生活しやすい気象状況になっていますが、北陸経済においては手放しでは喜べないのではないでしょうか?

店のウィンドー
初売りから一週間が過ぎましたが、師走とは潮目が変わったかのようにお客様が少なくてとても心配しております。
ここは「忍」のひと字と考えるようにしていますが、業界全体が覚めたムードになっているだけに、その中で活力を生み出していくこの難しさを感じています。
とにかく今は春商戦に向けての下準備かと考えていますが、お客様の着物に対する知識が失われていまして、商品価値の有無や着物を着るのに必要な小物の種類も分からない人たちに、活気あった昭和時代の販売戦略の事例を活かそうとしても通用しない時代になってしまいました。
そんなことよりの、着物のお直しであったり、コーディネート相談や半衿の取り付けなど、タンスにある着物をうまく生かした着こなしに高い関心を持っていらっしゃるのではないでしょうか?
地域に根付く呉服店として生きていくには、着物を知らない初心者に対して優しく寄り添っていかなければなりませんが、一方でもう少し着物に対する知識を深めていただければと思っています。
そんな考えもありまして、店が出している情報紙「あ・うん」に着物豆知識的な情報を載せるように心がけています。

店の情報紙「あ・うん」№237
その情報紙(1月号)が出来上がりました。
今月号は、季節に合った歳時記以外に、入卒時に着物を着る方が多いかと考えられるもので、「着物を着る前のチエックリスト」を載せてみました。
例えば、着物や帯にカビが出ていないか?
畳みジワがあった場合には、その処理をどうしたらいいのか?
半衿が付いているか。着物と長襦袢の裄や袖丈が合っているかの確認など、事前に済ませておきたいチェック事項を書かせていただきました。
私の作文だけに読み辛い点があるかと思いますが、そんなことよりも、できるだけ着物のイロハにこだわった情報を載せたいと考えています。
こうしてどうにか1月号が完成しましたが、回数が伸びるごとに新しい情報を載せることは至難の業で苦労が絶えません。
ここに続けることの難しさがあるのかもしれませんね。
それではこれにて・・・
お休みなさい

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







