午前中は家電量販店で新しいノートパソコン選び。午後は眼科で術後の経過を診断していただくことと、右目の白内障手術をするための検査。
結局仕事らしい仕事をしないままに一日が終ってしまいました。
月末だというのに呑気に構えていますが、和装業界は、”静かな状態が当たり前”というムードが広がっていいまして、闘争心を忘れた飼い猫みたいになっているのではないでしょうか?
的外れな表現の仕方をしているのかもしれないが、業界としては7・8月が最も暇な時なんですが、コロナでお家騒動が起きているのに、誰もが穏やかさをつくろっていて、味わったことのない空気に怖さを感じています。
こういときは、焦らずじっくり腰を下ろして、明日という日が完全燃焼できることを考えたいです。
さて、夏本番となり国民生活も徐々に元に戻りつつあり、着物でのお出かけを考えてもいいのではないでしょうか?
この時期だと一人遊びになってしまうのかもしれないが、着物でお洒落して溜まったストレスを発散できたらいいですよね~
そこで今日は竺仙さんの奥州小紋を金魚柄の染帯でコーディネートしてみました。
奥州小紋は綿100%きもので、見た目が紬っぽくて浴衣としても着ていただけるお召し物です。
夏用の名古屋帯を合わせていただけたらおしゃれ着となるもので、味わいのある着物だと思っています。
ベージュ系の地色に藍の色で古典柄の模様を起こし、そこに金魚という遊心を帯にしたもので夏を表現していて、和装の面白さを十分伝えているのではないでしょうか?
そこに白をベースにした夏用の帯〆帯揚げを加えて、涼しさを呼び寄せてみたものです。
着なれた雰囲気も表現されていて、おしゃれだと思うな~
好みもあるでしょうが参考にされてください。
ところで、こちらのコーディネートに使った夏の帯〆、とてもいい感じでしょう。
おしゃれの極意みたいなものは、着物や帯に集約されている感じがしますが、実はコーディネートの最後の仕上げとなる帯〆の色でおしゃれ決まると言っても過言ではありません。
そんな意味合いからも、ここにアップさせていただいた夏用の帯〆の色がとっても素敵でしょう。
キリットした切れ味があって、大人は使う帯〆って感じかな~
お値段は税抜き価格一万円の伊賀組紐というものです。
帯〆や帯揚げの色にこだわる習慣を身に付けると、私がそうだったように自然とセンスが磨かれるのではないでしょうか?
和装小物に無頓着な人が少なくない感じがしますが、着物を着られる際には、私が「帯〆の色がおしゃれな装いの決め手になる!」と言っていたことを記憶に留めておいてください。
そんな問題意識を持っていると、帯〆の役割というものが分かってくるはずです。
では、今日はこれにて・・・
お休みなさい。