コロナ禍もあるのかお客様の動きが鈍くて考えさせられるところがあります。
昨日の閉店間際のことです。
黒留袖を着られる機会のある新規のお客様から、タンスに眠る黒留袖の不具合のお直しさを頼まれまして、お直しが終わったことを連絡を入れると、お仕事帰りに着物を取りにいらっしゃったもので、
「結婚式がお近いんですか?」と尋ねると、
そのお客様は、
「10月に予定をしていたのですが、出席者のお友達にコロナ感染濃厚接触者がいて延期になったの・・・!
これで2度延期したことになり、いつになったら挙式を上げられるのかと思っているの・・・」
サラッと呆れ顔でお話をされていましたが、本音は式場をキャンセルしたいのだがキャンセル料が高くて、披露宴をする方向で仕切り直しとなったそうです。
どこもコロナ禍の中で番狂わせが起きていて、笑っていられない状態になっているのではないかな~
新しく総理大臣になった管さんに期待したいところです。
さて今日の記事ですが、七五三をされる先は、お盆明けくらいからそのご準備に動いていらっしゃいまして、店のも和装小物関係のご相談をいただく機会が多くなっています。
しかし着物になると、新しく新調される人は少なくなっていて、お母さんが幼い時に着た着物を活用されたり、レンタルという方も少なくないように捉えています。
一方で、こだわりの着物を捜していらっしゃるお婆ちゃんがいること確かで、何度か紹介させていただいていますが黒地の加賀友禅四つ身訪問着などはこだわりに一品かと考えています。
お探しになられても類似品は無いかと思っていますが、今日の話題はこの着物ではなくて、女の子の刺繍半衿を採り上げてみたのでご覧ください。
女の子の七五三は3歳と7歳。
着る着物の大きさは異なりますが、どちらの長襦袢が必要になります。
その長襦袢には半衿というものが必要で、いろんな種類の半衿があるのでいくつかご紹介してみましょう。
背景が白とあって分かりにくいかもしれないは、白地の半衿に刺繍が入ったものです。
そのひとつがウサギさんに花びらが舞う刺繍半衿です。
可愛いでしょう・・・
こちらは毬や鈴の柄が入ったゴージャスな刺繍半衿です。
白地に刺繍の子ども半衿が最も着物に合わせやすくて、衿元が綺麗に出ることから最も人気を集めているのは白地に刺繍の半衿と言えるでしょう。
誰もが可愛いと言ってくださるのが赤の刺繍衿で、左側が絞りに刺繍を加えたもので、右はちりめん地に刺繍が入ったものになります。
着物が赤っぽい場合は、赤の半衿は着物と同化してしまうのでお勧めしませんが、白っぽい着物や黒地の着物などに合わせると可愛いと思います。
この辺になると一段とおしゃれ感が増す色合いの刺繍半衿で、ピンク系の柔らかな色合いのものに合わせると映えるのではないかな~
色の入り方一つで装いの雰囲気がガラリと変わるので、たかが半衿でも吟味されてみて下さい。
それにしても女の子の着物って可愛いと思いませんか?
人生の通過点となるだけに可愛い姿を映像に残しておきたいものです。
コーディネートのことで分からなことがあれば、きもの専門店さんを尋ねて相談されてみて下さい。
私の店も皆さんのお役に立ちたいと思っているのでいつでもご相談ください。
中身の薄い記事になりましたが、これで終わらせていただきます。
それでは、お休みなさい。