何処を向いても明るいニュース少なくてコロナに平凡な生活を奪い取られた感があります。
そこへ来て北国の大雪。
神様は意地悪が好きなのか、いろんな試練を与えてくれます。
お陰様で私の地域はコロナ感染者も雪も多いわけではありませんが、世の中の空気が重たくて、楽しいことが考えにくくなっていることがとても残念です。
だったらこの店から楽しい話題が発信できればと思っていますが、何処にも楽しい話題は転がっていなくて、自身で作り出さないといけなにのかも・・・
少なくとも楽しくなりそうなる方角に目を向けていると楽しいことが起きるのではないでしょうか?
コロナ禍での心の持ち方かと思っています。
店ではこれからしばらく続く冬場の店作りのことを考えていまして、和雑貨部隊からは「木目込み雛人形と風呂敷」を、和装部隊からは「お母様の入卒時の着物の装い」にスポットを当てて行きたいと思っています。
入卒時の装いとなると対象者が若いお母さんであることや、着物初心者とも言える人になるかと考えていまして、何処から攻めていっていいのか苦慮しているところです。
半衿に取り付けや、タンスの中の着物コーディネート診断など、お助けマン的なサービスから始めたいと思っていますが、それを地域に暮らす人達に周知するにはどんな方法があるのか。
そのことに頭を悩ませています。
店のブログやホームページも有効に生かしたいと思っていますが、出す話題はいつものパターン。
入卒時のお母さんの装いとして加賀友禅付下げをコーディネートしてみたのでご覧ください。
ほのかな桜色をベースに裾の部分を少しばかり色合を濃くし花模様をあしらった優しい着物です。
付下げという種類の着物は、入学式という式典に出席するのにふさわしいフォーマル着の一つで、合わせる帯は格の高い袋帯になります。
このコーディネートにも袋帯を合わせていまして、帯の種類は西陣織の唐織り袋帯。
優しい着物をキリッと引き締める役割を果たしている帯かと思っております。
何よりも魅力的なのは、着姿の正面の花柄ではないでしょうか?
こちらの柄を描かれた作家さんが名付けた作品名は「純潔」となっていましたが、私には「穏やかな春」を感じさせられるところがあります。
想像してみてください、大きなランドセルを背負ったお子さんと一緒に小学校の校門に向かって着物で歩く姿を・・・
まさにハレの日の着物で、洋服では味わえない豊かさを味わっていただけるに違いないでしょう。
店の初売りは4日からで、入卒時のお母さんの装いを紹介させていただきたいと思っているので、新しく新調したいとお考えの方は是非とも覗いてみてください。
今日はとりとめのない記事になってしまいましたが、何か着物ファンに役立つ情報があれば幸いに思います。
ではこれにて・・・
お休みなさい