教員をしている長女が春休みに入ったことから店に来ていまして、お客様の対応に当たってくれていました。
店は私と長女と次女の3人で切り盛りをすることとなりましたが、二人とも明るくて手際がいいので、娘たちの存在に元気をもらうことができました。
父親らしいことは何もしてやることができていないのに、彼女たちを見ていると”娘っていいな~”と思えた一日でした。
亡き妻も遠くから笑みを浮かべていたことでしょう。
この娘の間に長男がいまして、長男も月に何度か店に遊びの来てくれていますが、みんな逞しく優しい社会人に育ってくれたと、誇らしげに思っております。
その長女と長男が今日が誕生日。
数日前に息子に誕生日の何かプレゼントしたいと伝えると、何もいらないと拒否されましたが、折を見て家族全員で食事ができる機会を設けてみたいと思っているところです。
たまたま娘が店に来ていたので、娘には花束を贈らせていただきました。
3人の子供たちと出会えたことに感謝しております。
「ありがとう」を伝えたいです。
さて話題を替えて、4月23日からの「牛首紬展」に向けてオリジナル商品となる牛首紬の染帯を作ってみました。
その帯で着物コーディネートしてみました。

牛首紬のきものと帯をコーディネート
その画像がこちらになります。
後染の牛首紬の着物にダークな色で染めた全通柄。そこに昨日仕入れた真竹籠バックを合わせての小粋な装い。
5月頃からお召しいただける単衣時期の装いを想像ください。
単衣時期らしい白っぽい牛首紬の着物にメリハリのある深い色合いの染帯がお似合いです。
素敵でしょう・・・

牛首紬を竺仙さんで染めたオリジナル染帯
その染帯は竺仙さんの担当者と相談して、お太鼓が作りやすい柄を全通柄を選択させていただきました。
牛首紬の特徴である糸の節がくっきり浮かび上がり、色も単色とあって着物との相性も悪くないと思っています。
言葉が過ぎるかもしれませんが、オンリーワンの牛首紬染帯です。

牛首紬をオーダーメイドの染帯でコーディネート
この装いに帯留と帯揚げ、そして玉かんざしを加えてみました。
何気ない街着の着こなしですが、三分締めの色と帯留で小粋さを演出させていただきました。
癖のないコーディネートかと考えています。
こちらの帯は小紋にも合わせていただける種類の染帯です。
他にもオリジナルで染めた帯を用意したので、4月23日から26日の期間の「牛首紬展」にて発表させていたく予定です。
楽しみにしていてください。
ということで今日の記事とさせていただきます。
では、おやすみなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







