春の装い・無地風小紋を二つのTPOに合わせてコーディネート

 花粉症なのか時々クシャミと鼻水が流れます。
春が来た証拠ですが、春の土俵が整ってもお客様の動きが静かで心配になります。
一方で県外からの着物相談が増えていまして、このギャップはいったい何なのかと考えてしまいます。
晴れ晴れした心にまでは届きませんが今日の投稿です。
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今日は もっともオーソドックスな春のコーディネートを映像に収めてみました。
淡い水色系の無地風小紋に、、深みのあるシルバー系の袋帯でセミフォーマルに近い装いに・・・
誰もが安心できる組み合わせかと思います。

入学式を前にしたお母さんの着物をイメージしたものですが、春らしい控えめな装いに好感が持てるのではないでしょうか?
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甘い雰囲気の色合いの着物を濃度のある色で締め、桜と新緑の色をイメージした帯〆で整えてみました。
おしゃれな装いととは言えないかもしれませんが、上品なコーディネートかと思います。
春のお茶席着としてもよろしいかもしれませんね。
では、こちらの着物をおしゃれな装いに変えてみましょう。
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花見時期の外出着をイメージして白っぽい染め帯でコーディネートしてみました。
品の良さを残した遊びの装いに変身しました。
合わせた帯がマニアックかもしれませんが、愛嬌のあるアニマル柄でお友達との「きもの時間」を楽しんでいただけるのではないでしょうか?
一枚の着物でこのような楽しみ方ができるのも、無地風小紋だから成しえる技かと思います。
その意味でも主張しない小紋は、帯の合わせ方次第で表情を変えるので便利な着物といえるでしょう。
このような着物がタンスに眠っているようでしたら、季節に合った色を柱にTOPを考えてみると楽しいですよ・・・
こうして私はふくしまワールドで着物をコーディネートしながら好きなことを書き込んでいます。
的を得ていないコーディネートもあるかと思いますが、私の見立てを認めてくださる方が全国に何人かいらっしゃることを感じています。
それはメールやお電話での着物相談をいただく機会があるからですが、信頼をいただいているかと思うと言葉では言い表せない緊張が走るんですね~
ご相談の内容にはいろんなケースがあり、その度ごとに「ご相談者にとって満足していただける選択肢はどこになるのか?」
ここに越えなくてはならないハードルがありますが、常に頭をよぎるのは「ガッカリさせたくない・・・!」
その一言に尽きます。
現在数件の方から着物相談をいただいていて、素敵な機会をいただけたことに感謝しなくてはいけないのに、私にはその余裕がありません。
「今の自分に何ができるのか?」
毎日頭の中を木霊していて、責任の重さに背筋が伸びます。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

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