何か変わったことが起きたという訳でもなく、平凡に一日が過ぎていったのではないでしょうか?
平和な一日なのにメリハリのない生活に飽きちゃって、人流が増えているという都内の様子を伝えるニュースに、うなずけるところがあります。
そしてこのことが感染者を増やしていることも・・・
考えさせられることの多い昨今です。
コロナ禍でゆかたの動きが良くありませんが、これからがゆかた需要期かと考えています。
花火大会や夏祭りがなくても、「ゆかたでデート」という日があっていいのではないかと思って、若向きの男もゆかたをコーディネートさせていただきました。

男物ゆかたをコーディネート
それが白地に三角柄を紙吹雪のようなちりばめた浴衣地に博多織り角帯で組み合わせてみました。
ゆかたが白いもので、帯は模様にある墨色地の角帯でギュッと引き締めて、巾着や下駄はゆかたの地色に寄り添うようような白っぽい色系の品でまとめたものです。
好みのあるでしょうが、明るさと清潔感があって男の夏用和服って感じがしませんか?
スマホや財布などを持ち歩くとしたら、バッグではなくて巾着がお似合いだと思うし、履き物も桐型が収まりが良くて、鼻緒が濃紺と生成りのツートンがお洒落だと思わない・・・
これで貴方の体格に合わせてゆかたを縫い上げれば、洋服では伝えられない乙な日本男児を彼女に見せることができるのではないかな~
男女が互いにゆかたを着て歩く姿を想像すると、「ゆかたでのデート」って格好いいと思いませんか?
彼女の心をグッと引き寄せることができるに違いありません。
ゆかた専門店からの提案です。
男物ゆかたを気取った外出着にされる場合は角帯がふさわしいと考えますが、ご自宅でリラックスモードで着たいと思うときには兵児帯が適当かと思います。

男物正絹兵児帯
兵児帯とは映像にあるような種類のもので、帯幅を決めて洞に巻き付けて後ろで結ぶと、両端に絞り柄が見えるというタイプの古典的な男物の帯ですが、仕入先の話しでは、現在作られていないために貴重な商品になっているそうです。
当たり前にあると思っていたものが、作られていないとはどういうこと!
兵児帯需要の激減が考えられますが、このようなことが他の商品でも起きていて、創業より夏の定番品として取り扱ってきた、或るメーカーの絽の半衿が廃盤になったことの知らせを聞いて、「ここでもか・・・!」って感じでした。
仕事でも考えさせられるところがありますが、へこたれずに頑張らないといけませんね。
ではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







