今朝のワイドショー「めざまし8」で、昨日に降ったドカ雪を様子を「石川県白山市」から中継をしていましてね~
私が暮らす白山市が全国に映像が流れていると思うと、お取引をいただいたことのある県外のお客様に呼び掛けている私がいました。
「ここが私の店がある地域なんですよ・・・!」と。
届かない叫びでしたが、映像を最初に見たとき、白山市のどの辺を映しているのか分かりませんでした。
目を凝らして見ていると、山深い豪雪地域とされている「白峰」であることが分かり、平野部との積雪の違いを目の当たりにしました。
白山市白峰と言えば、牛首紬を織っているところで、再び私の叫びが・・・
「ここで牛首紬が織られているんですよ・・・!」
私には雪の話題はどうでもよくて、誰か牛首紬の関係者が出てくれないかと願いながら田中リポーターの話を聞いていました。
本日のめざまし8をご覧になられていた方に、ここが私が暮らしている地域であることをお伝えしたい。
私の店は中継があった白峰から車で40分くらい金沢に向かった平野部で、今朝は10㎝くらい積もったかな~
今朝の駐車場の雪透かしは1時間半ぐらいだったので、負担になったとは思っていません。
これが北陸の冬で普通かと思っています。
石川県白山市の白峰地区が牛首紬の産地なら、加賀友禅は石川県が産地と言えるでしょう。
話題が突如替わりますが、この強みを活かして何か新しい商品作りができないかと数年前からいろいろ考えていましてね~
その想いを行動に移したのが昨年のことです。
今の時期に、牛首紬の白生地からオリジナルの染帯を作らされいただきましたが、今度は加賀友禅作家さんのお力をお借りしてフォーマル用の「加賀染足袋」が作れないかと、新たな挑戦の扉に手を掛けたところです。
試作品の段階ですが、本日加賀友禅作家さんに描いていただいた「加賀染足袋」が届きましたので紹介したいと思います。
それが白足袋にワンポイントの花柄を描き込んだ加賀染足袋となります。
その一つが春の花となる「さくら」です。
この加賀染ワンポイント足袋を思いついたのは、二人の孫がこの春に小学校に入学するんですね~
母となる娘たちは加賀友禅訪問着を着て入学式を迎える予定でいますが、その時に加賀染のさくら柄の足袋を履いたら素敵な装いができるのではないか?
そんな動機から、季節を彩る春夏秋冬の足袋を作って、当店のオリジナル商品として売り出すことができたなら、新しい市場を掘り起こすことができるかもしれない。
そんな単純な発想から、手始めに娘たちに履いてもらいたい「さくら」を3パターン作ることとしたのです。
その一つが冒頭のさくら足袋なんですね~
娘にその足袋で草履を履いてもらったら、模様の位置関係の修正が必要であることが分かりました。
そして二つ目のさくら柄がこちらになります。
さくらのピンクの色を少し抑え気味にし、つぼみと緑の色を加えたことでメリハリが出て、なかなか良い仕上がりになったと思っています。
もうひと柄は、長女とさくら柄の模様のことで話し合いを持ちたくて保留となっていますが、さくら柄の図案と色合いが決定したなら、さくら足袋から商品化したいと考えています。
さくら柄を「春」の模様としたなら、「夏」は、「秋」は、「冬」の柄はどうするの?
そこでこのような綿素材の生地に模様を描いてもらっているんですね~
今回お世話になった加賀友禅作家さんから、12か月の誕生花の提案もいただいていまして、どのようにして商品化したらいいかを纏めなくてはなりません。
これらは試作品の段階ですが、販売価格をいくらにするのか?
どの柄を選択するのか?
販売方法と販促をどうするのか?
果たして着物愛好家の方にフォーマル着の装いとして受け入れていただけるものなのかも知りたいです。
皆さんのご意見をうかがえたら嬉しく思います。
どうかお聞かせください。
いずれにしても娘たちには試作品となる加賀染ワンポイント足袋のさくらを履いてもらうつもりでいます。
物事が決まり次第、皆さんに報告できればと思っているので楽しみにしていてください。
ではこれにて・・・
お休みなさい。