これからしばらく浴衣に特化した店作りになることから、地域にある大型ショッピングセンターの中で頑張っている呉服店さんの手の内を知っておくことは大切なことかと思っています。
そこで3つの大型ショッピングセンターへ行って、ゆかたの扱いがどうなっているかを見てまいりました。
テナントとして入っている呉服店さんは3社とも本社は県外で全国に数店舗あるチェーン店になります。
その店作りを見ると、2店舗の店は既製品の浴衣を1000円で販売していまして、浴衣で新規客を増やしたいという、販売促進的な扱いになっている感じがしました。
そして、もう一店舗の店は振袖に特化していて、ゆかたの影が薄い感じがしましたが、どの店舗も店作りに個性があり、取り扱っている商品の違いがあるものの、ゆかた商戦の中にこの3社が入ってくるとなれば、店の強みを強化しなくてはなりません。
この店と関わりのない浴衣ファンに店の魅力をどう伝えたらいいのか?
しばらくこのことで頭がいっぱいになりそうです。
ところで今日は蒸し暑い日でした。
こんな日に着物を着るとしたら麻100%の糸で織った小千谷ちぢみのきものをお勧めさせていただきたいです。
生地の風合いがサラサラしていて、かつてお客様がセミの羽根のようだと、その着心地を絶賛されていましたが、汗をかいても肌に生地が吸い付くことがなく、通気性もよいことから夏の着物地として最も適した素材かと考えています。
今日はその小千谷ちぢみを爽やかにコーディネートしてみたのでご覧ください。
水色に白の縞柄の小千谷ちぢみを涼しさを強調させたくて、白地の風車柄の帯で組み合わせ、アタバッグと絹科布の鼻緒の草履でコーディネート。
装いの色に重さを感じさせられる色がまったくないために、軽さを感じさせられる組み合わせかと思っています、
言葉を替えるなら色の軽さは涼しさを呼び込む爽やかさがあって、炎天下の夏にふさわしい着こなしと言えるでしょう。
風車からの帯は刺繍で描かれていまして、この透明感が暑さを和らげていると言っても過言ではなりません。
ステキでしょう。
このきものと帯のコーディネートに夏という季節感を表現しているのが、こちらの和装小物です。
少しばかり説明を加えさせていただきます。
ます絽の半衿にワンポイントで朝顔の柄が入った加賀染め半衿を加えるというのはどうかした・・・。
きものが縞柄なので、襟元に朝顔の柄が入っている品を持ってくると、装いのアクセントととなりステキだと思わない。
朝顔も水色だし、このために誂えたかのような半衿の役割を果たしているではありませんか。
そればかりか、足元に金魚柄加賀染め足袋で涼しさを加えさせていただきました。
見た目の涼しさですが、ここまでのお洒落ができたなら、完璧な夏の装いと言えるでしょう。
色合いで涼しさを表現し朝顔と金魚の模様で夏の彩りを加える。
このトータルコーディネートで装いを整えてお出かけになると、小洒落た装いにを目にされた方は、間違いなく心の写真を撮られるのではないでしょうか?
その時の掛け声は、「ハイポーズ!」ではなくて、「マー素敵!」となることでしょう。
この加賀染め足袋のMakuake購入は6月4日までとなっています。
加賀染め足袋に関心をお持ちでしたら、季節に合った足袋柄と季節を問わない足袋柄を加えて9柄を準備させていただきました。
装いの主役となる足袋ではありませんが、心地よいおしゃれ感があってお勧めさせていただきたいです。
100足までもう少し・・・。
お力をお貸しください。
ということで今日の記事とさせていただきます。
ではこれにて・・・
お休みなさい。