半年に一度、新しい商品を紹介させていただく展示会が明日(14日)から始まります。
秋の会を「神無月の会」と呼んでいて、今回は「竺仙と江戸小紋展」と称して江戸小紋を特集させていただきます。
店頭に「竺仙と江戸小紋展」の看板が立ちましたが、この会を開くことが出来たのは竺仙さんの力添えがあってのことです。
何度も打ち合わせを重ね、本番を迎えることができたことを心より感謝しております。
会をやるからには受け継がれてきた伝統の技を目の前で見ていただくことが理解を深めることに繋がると考えた私は、竺仙さんに無理なお願いをしました。
それは染師の浅野栄一氏を展示会にお招きして染の実演をしていただくことです。
染師浅野栄一氏は重要無形文化財保持者、故・児玉博氏の型紙を使って縞柄を専門に染めていらっしゃる染師さんで、我が国唯一の唐桟縞染師として卓越した技能士「現代の名工」に認定された方で、黄綬褒賞も受賞されていてたて、その道60年という業界の大先輩です。
本日石川県に入られて、店内で明日からの実演の準備をされている様子を映像に収めさせていただきましたが、浅野さんには、14日(金)と(土)の二日間お力をお借りします。
浅野さんとは過去に何度か京都でお会いしていまして、亡き妻と3人で撮った写真の話で盛り上がりましたが、とても話のしやすい方でお越しになったお客様と気軽にお話ができるのではないかと思っています。
実演をしていただく板場の足元には、お客様が染の体験ができるように、型紙や染料も持ってきて来てくださっていて、始めてで最後の体験をしていただけるのではないかと思っています。
ということで準備を終えることができました。
店内は新商品で溢れていて、マニアックな店となっております。
着物に興味をお持ちの方は楽しんでいただけると思っているので、気軽に覗いてみてください。
そして卯年の干支飾りも発表とり、和雑貨も充実しているので着物に関心のない方でもお楽しみいただけるようになっています。
大がかりな模様替えとあって展示会に間に合うのかと思っていましたが、和雑貨部門のディスプレーを娘がしてくれてとっても助かりました。
日に日の娘が力を付けていて頼もしい存在になっています。
なのに昨日が娘の誕生日であることを忘れていて、本当に申し訳ないことをしたと思っています。
改めて埋め合わせをしたいと思っていますが、その前にこの展示会が実りのあるものにならなくてはなりません。
明日からの4日間がお客様の笑顔で溢れる4日間であることを願って今日を閉じることと致します。
それではこれにて・・・
お休みなさい。