午後から忙しくしていましたが、そのお客様の多くが着物のお洗濯やシミ抜きの以来であったり、お子さんの七五三の縫い上げ相談や七五三参りをするときに足りない小物を見にいらっしゃる方で、地域の呉服店という役割を果たしていたように思います。
特にお子さんの縫い上げ相談や半衿の取り付けを頼めれることが年々増えていまして、地元の呉服店が必要とされている気が致します。
或るお客様は近くにふくしまさんがいてくれるから助かると言って下さる方もいて、お役にたつことが出来ているかと思うと嬉しく感じるところがあります。
一方で七五三用品を見にいらっしゃる方の多くは、七五三されるお子さんの祖母が同伴でお越しになるケースが多く、若いお母さんには呉服店との関係性も乏しくて、小物選びの判断や縫い上げについても相談しにくいところがあるようです。
近くにお婆ちゃんがいらっしゃらない方は心細いところがあるのではないでしょうか。
女の子の七五三は三歳と七歳歳ですが、帯出しと言って、被布コート使わない着こなしの場合に必要な和装小物を紹介させていただきたいと思います。
その前に、お子さんの着物と長襦袢をお持ちであれば、本人の身長に合わせて肩上げと腰上げが必要です。
ご自身でその処理をすることはとても難しいので、お近くの呉服店さんで縫い上げの相談をされてください。
その上で、足りない小物を見ていただくことをお勧めさせていただきたいです。

七歳用の結び帯セット
ここに2種類の結び帯セットをアップさせていただきました。
ここには帯結びが形になった品と、同じ模様で作られた草履とバッグに、お守りや扇子がセットになっているハコセコというものと帯〆が一つの赤いボックスに収められています。
こちらの結び帯セットを用意されると、持ち運びも楽ですし管理もしやすいのではないでしょうか。
お選びになる場合は、着物に合う色合のものをお選びください。
しかしこちらのセットを準備されても足りない和装小物があるのでご注意ください。

七五三に必要な小物
他に揃えなくてならない小物がこちらになります。
左上から、「しごき」その横は「帯揚げ」、左下の「足袋」「髪飾り」で右下は刺繍の半衿になります。
半衿は着物を着る前に長襦袢に取り付けておくことが必要で、その取り付けを縫い上げと一緒に呉服店などで依頼されてください。
ここまでの準備をされていれば、後は美容院などで着付けを残すだけとなります。
ここまでは七五三を臨む前の下準備となりますが、着終わった後の後始末にも注意を払ってください。
お子さんは慣れない着物を着ることで、着物にシミを付けたりすることがあるので、着物や長襦袢のメンテナンスを済ませてからかたづけることをお勧めします。
シミが確認できなくても、数ヶ月後にシミが付いている箇所に黄変が出ることがあるので、着物や長襦袢の丸洗いを終えてからおしまいください。
丸洗いをさせていただく際には縫い上げを取って、着物のシワが残らないようにメンテナンスされるので安心出来るかと思います。
とにかく、お若いお母さんには慣れないことで何かと大変かと思いますが、お近くの呉服店に頼ってみてください。
この仕事に一生懸命向き合っている呉服店であれば、必ず力になってくれると思います。
それも駆け込みではなくて、余裕を持ってご相談なさってください。
ということで今日の記事と致します。
ではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







